千住博さんの作品を気楽に見れる場所の一つであり、気に入ってるホテルでもあり自分にとっては特別なホテルの一つ。
気に入ってる理由はどこでも太っ腹なハイアットグループなのとレストランが和・洋・中揃っていて鮨や鉄板焼きもあってどこも美味しいから。
開業から17年。コンラッド東京同様それだけの年月は感じません。
ですがこれは最近開業したてのホテルに泊まっておらず最新鋭を知らないだけなのかも。
と思ったのは今回新しいとは言えないホテルに間を置かずに泊まって思ったことで、「”慣れ”というものの悪い面が”緊張感の無さ”として出ている」、のであるならば良くはないな、と一長一短を感じるところがありました。
42平米の部屋は特徴がないわけではありませんが、2020年の今足を踏み入れ目が引かれる部分はなく、古いビジネスホテル並みに書くことが浮かんで来ない。
狭くなく広くもない自分にとって丁度いい広さの部屋なんですが、惜しむべきは梁の目立つ窓。
実際そこまで小さな窓ではありませんし、六本木ヒルズとは反対の西側で開けた方の眺め(と希望を出していた西向きの部屋はビューキングと分けられてるようです)なので写真で見るほど残念な感じはないのですが、横が大分削られているのは見ての通りですし、膝上くらいからな窓だとどうしても足元付近から窓の部屋と比べて迫力不足は否めません。
この部屋の良さは広めにとられている浴室だと思ってます。
一番奥に浴槽、そして壁の鏡。香港のリッツカールトンを思い出しました。
似てなくはないですよね。
パッと見昔と違うと気づいたのは机の下、鏡面加工された引き出しとトイレの扉。
最初からそうだったかのように巧い具合に後付けされてますが、なぜに戸なしで開けっ広げな造りにするのかわからない。
どんなに親しい間柄であろうと扉があった方が落ち着くと思うんですけどね・・・。
あとバスアメニティが見知らぬブランド、バルマンに変わっていました。
バニラや生クリームのようなお菓子系統に感じる甘めの香りで、マレーシア製。
普段使わないものに出会えるのもホテルに泊まる楽しみの一つだと思ってますから、聞いたことも見たこともないのは素直に嬉しいもんです。
ただ逆に気に入っていたものがあり、それを楽しみに行ったら突然見知らぬ中国製のものに変わっていてガッカリしたこともありますので(インターコンチネンタルのエレミスがそう)、これも一長一短。
カーテンの遮光具合はほぼ完璧。
コンラッドのと比べれば一目瞭然。
下が今回泊まった西側で、上が六本木ヒルズが被さっている東京タワー側です。
次に泊まる時は上の画像の#13の部屋か低層の3階か6階を一度見てみたいと思いましたが、今度また六本木に泊まるなら前を通った感じ悪くなかったカンデオホテルズのスカイスパを利用してみたい。
サウナ好きになってわかったのが水風呂のあるなしは大きい、というかないと全く別物ですね。サウナに入るのは水風呂に入るためという話を見たことがあるんですが、それがコンラッド東京でよくわかったので、ここに泊まるにあたって水風呂の有無を確認しました。
広くて空いてるのは良かったですし、受付に人が居てしっかり検温などをするのは時期的に安心だったのですが、利用頻度が高くなるほど時間が区切られていてフラっと気軽に行けないのは足枷になりもしたので、やはり一長一短がある。
机の上にあったこれ↑を眺めていてちょうど季節外れの汗をかいて欲しかった制汗剤をお願いしようとしたら「スプレータイプのと塗るタイプのがある」と言われたので、使い切り1回分のだと思い「両方ください」と頼んだら普通の市販品が届きました。とても数日じゃ使い切れない大容量のモノ。
乳液なんかはたまに必要となるので化粧品セットくらい置いといてくれよと思うことはあったのですが、ヘアスプレーや衣類用洗剤なんかも貰え、カミソリは部屋にあるのにおかしいなと思ったら部屋にあるカミソリ負けする安っぽいものではなくドラッグストアで1000円くらいしそうなちゃんとしたやつらしく。。。
最初から置いといてください。
今でこそ電動カミソリを持って行きますが、結構嵩張るし重いので好かないんですよ。
これだけのモノだとしっかり宿泊料やサービス料に含まれている部分だと思うので、それを知ってる人と知らない人とで差がつくっていうのがどうにも馴染めなくて、何よりそのサービスを隠してるように思えて哀しくなるんですよねー。使う使わないは自由なんで。