当然のことですが、外泊、外出すら少なかった年でした。
後でもう少し丁寧に書き残しておきたいと思っていますが、この武漢肺炎禍のコロナ下で馴染みのある店が閉業、閉業、また閉業と身近で重なってくるにつれ「引き籠っているだけではダメ」という結論に至りました。
食べログのようなサイトが出来、今のようにほとんどの人がカメラ付きの携帯電話、スマートフォンを持ちツイッターのようなSNSを利用されていて、最近目立つのは閉業を決めたお店に群がる惜しむ声。
実際にその情報がSNSを通じ拡散されていくとその店に行ったことのない自分から見ても「こんなに人が来るのなら(勿論体調面の問題でない場合ですが)閉める必要ないんじゃないか」なんてありきたりのことをやっぱり思ってしまうんですが、手厳しい方のの意見の中で「「昔よく行ってたのに・・・」とそうやって(懐かしむ)あなた方が行かなくなった結果(つぶれた)」というのをよく見かけます。
これはきっとその通りなんでしょう。
閉店、閉業となると懐かしむ勢が押し寄せるけれど、それはやっぱり一過性のもので持続は望めない。
年齢による引退、後継者が居なくて閉業という場合は仕方ないと思いますが、自分が知ってる限り、少なくとも1年前の状態では何の問題も感じられなかった店が次々と閉店していくのを見たら、自分で出来る限りの守りは固め、それでもある程度の危険があることは承知した上で、他の誰かに任せるんでなく、自分一人でも行くことがどんだけ細かろうと支えの一つになるはずだ、と。
話を戻して、GOTOトラベルで3分の1ほど割り引かれてる料金は、その印象をガラっと変えるほど大きかったと思います。
というよりビジネスホテルを中心にちょっと安すぎるように見えるホテルも多かったですが、自分が泊まって知っているホテルの中には3割引きくらいの「今の」宿泊料こそが適正に見えるホテルが少なくなかった。
今年の一番は三井ガーデンホテル日本橋プレミアです。
宿泊料に対しての全体的な質感の高さ。コンパクトな部屋ながら洗い場付きの浴室に個別のトイレ。最大の理由は塩素臭くなくひのきの匂いが香る寝湯まである大浴場。
このコロナ下の状況を「戦時中」と表現して10か月間過ごしてきましたが、その特異な状況下の割安な宿泊料だから普段より余計に(安さ故)良く感じてしまったのかもしれませんが、今年泊まった中で一番というのは確かです。
次点は伊香保の横手館。
一番良いと思える部屋に、良く気を使ってもらえたので本来なら一番でもおかしくはないのですが、これはGOTOトラベル以前の普通の宿泊料で、次行った時も昔は特別室だったというその同じ部屋になるかどうかが不確定なため、その特別な配慮、ホテルで言うアップグレードのようなものはなかった状態で考えさせてもらった結果になります。