埼玉のふっこう割を利用して。
「こんな周りになんもなさげなところでもいきなりホテルがあるもんなんだな。」
ちょうどこのホテルの前あたりで渋滞にハマっていた事があってはっきりと覚えていました。
ロビーの感じここだけ見てるとビジネスホテルっぽくはなく好印象。置いてある本はどれもガイドブックや旅行関連の本で好き勝手に部屋へ持って行っていいそうです。
ただエレベーターは一基だったり、客室階へ移動してしまえばビジネスホテル。
最初は以前利用した天ぷらの荒川へ行くために浦和のロイヤルパインズホテルにと考えていたのですが、浦和という街にイマイチ興味を持てなくその後さいたま新都心のメトロポリタンと北上して行き大宮のカンデオホテルズの大浴場を見て「温泉に行きたいな」となってたところに「スパ」の文字が目に留まり見てみたら中々よさげ。
その渋滞中車から眺めた当時の感想は「くたびれたビジネスホテル」だったんですが、3年前にリニューアルをして、部屋に魅力を感じるほどではなかったけれども「花咲の湯」という日帰り温泉施設を利用し放題のプランを見つけ行くことに。
他いくつかあった特典の中でもチェックインが13時からというのも中々でしたが、それ以前の時間からでも温泉施設の利用が可能という大盤振る舞いっぷり。しかも何度でも出入り自由(その都度フロントでチケットをもらう必要はありますが)で、翌日の利用可チェックアウト後も利用可能。
花咲の湯は平日880円土日祝930円の入浴料なんですが、それ+別料金(平日610円土日祝660円)の岩盤房エリアがあって今回のプランにはそちらの利用やタオル代も含まれてます。
それと翌日の朝食が付いてるプランはどのホテルでも見かけますが、昼のランチビュッフェにも振替可能という優しさ。(ランチビュッフェについては次の次に)
28平米と狭くはない部屋はリニューアルから3年ほどで、小奇麗な感じは残存しているのですがやはりビジネスホテル特有の素足は躊躇われる感じがしましてイマイチ。
豪華さのようなものは微塵もなく、部屋の中に箱が入っているような水回りなんかは完全にビジネスホテルの造り。
どうしてもビジネスホテルだと感想が淡泊になってしまうのですが、特筆すべきことはなく、マッサージチェアも安物な感じでイマイチ。
家庭用の様なエアコンがあるとこもビジネスホテルらしいと言えばらしい。
自分の場合風が直接当たるのがダメで、寝てて風がモロに当たってくるこの位置だとエアコンの風が夏冬関係なく寝苦しそうなんですが、この部屋(ホテル)の場合なぜかエアコンを使わなくとも暑かったので(真冬)使わずにすみましたが。
部屋の風呂は見た目より大きくてビジネスホテルとしてはマシな方。
SPA、併設の日帰り温泉施設「花咲の湯」にありがたく行ってみましたが、ホテル前の歩道橋を渡って徒歩3分くらいですかね、夕方の時点で結構な混み。
岩盤浴エリアにはざっと20人は寝そべれるスペースと、20人は座れるリクライニングチェアスペースがありましたが、マンガが豊富にあるせいかほぼ埋まってる状態。
岩盤浴や風呂の方も結構な人口密度で、ガッツリ居続けるつもりで行ってたんですが人の多さに疲れてしまい「一度ホテルに戻って寝てからまた食事がてら来よう」と早々に退散しました。ロウリュ受けたかったんですが。
サッシが一つで窓が二重なのではなく、サッシ自体が二つある二重窓でしたが、そこそこ交通量のある国道の真横で、うるさいとまでは思わないけれど車の音は常にあります。一定量常に(音が)あるのでそんなに気にはなりませんでしたけれど。
それよりもひどかったのが天井にある排水管で、上の階の人が使った水の流れる音がエアコンの裏から突然響いてきてその音で目が覚めたくらいウルサイ。
それと壁は多分今までで一番薄く感じたレベルに物音がします。
良かったところは駐車スペースがとてもゆったり広めなとこ、ロビーに旅行関係の本がたくさんあって読み放題なとこくらいで、まぁふっこう割で花咲の湯を使えるプランじゃなかったら泊まりには来てないでしょうね。
カップルプランというのがありますが、約1500円の岩盤浴+の入浴料が2日分で3000円、ランチビュッフェ代を足した約4500円の2名分9000円を1レジャー「泊まりで温泉三昧」と考えれば、それを引いた部屋代が3000~5000円程度になる日ならばギリギリアリかなーと。
ふっこう割もなく2000円くらい高かった似たような宿泊した日帰り温泉施設の時とはだいぶ違って、規模の差によるものなのか施設のどこに居ても居心地が良くなくて全然長居出来なかったんですが、むさしのグランドホテルの宿泊料の高い安いという印象や滞在の満足度は「花咲の湯の混雑具合」によってかなり左右するはず。
部屋の防音が本当に微妙なので(特に上階からの排水音)最上階(5階)を指定しましょう。