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8 大阪 串かつだるまなんば本店とたこ焼十八番 道頓堀

 テレビや映画の中で見覚えのあるところをを実際訪れて見ると、なぜだか嬉しくなってしまうことがよくあるため、わりかしベタなことだとは思うんですが結構好んでやります。

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 ここに来たかった。

大阪自体は2~3度来ていて、何泊かはしてますがホントどこへも行ってなかったとあらためて思いつつ、今回は短時間で天候にも恵まれていないもののたっぷり観光してる感がありました。

季節が冬ならば、というか冬に来て写真奥に見えるづぼらやさんなどでフグを食べたいと考えていましたが真夏。。。まぁ表(外)で食べるわけじゃないし・・・と結構なやんで次回に持ち越し。

宿で「大阪と言ったら串かつだろう」と目星をつけて来ましたが、まっすぐは行かず。

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 おーここがあの・・・。

とやっぱベタだとは思いつつも写真を撮ろうとせずにはいられなかった・・・(笑。

10代だか二十歳くらいで訪れた時には感じなかったアウェー感が実に心地良く。いいですねここらは実に繁華で。お店が密集してるから何かを探すのもまず困らなそうだし。ホント何にも知らないので、ここの南にいわゆるなんばがあるともわからないくらい。

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 ちょっと自分の夕飯的には時間が早かったんですが、この人手を見てフラフラを切り上げ、やって来たお店は串かつだるまさん。

店内はほぼ満席というか満席のようで、ちょうど今開いた席を用意するからちょっと待っててくれと言われ1~2分。

 串かつ自体はこれが確か3度目です。

1度目は12~3年くらい前ですかね、渋谷で食べ放題、自分で揚げる形の店で大ハズレ。

2度目はワイン好きの友人らを引き連れて銀座に出来たばかりの六覺燈へ。

ワインの方は満足いってたみたいですが、串のほうは散々・・・(苦笑。

 友人の嫁さんが3本目くらいで「油(衣)がキツい」ということで衣をはがして中身だけ食べだしてたんですが、5本7本と食べていく間にそれが流行りだして・・・(笑、自分以外は皆衣を外して食べる始末。

行った人間の中では一番大食漢な自分ですら、10本目くらいにはもう味に飽き・・・。

 こんなもん20本出てこられても食い切らねーな

と確か13本(もしくは15本)で了。

 この串かつってのは高くても安くても口に合わねーな・・・。

と、これが当時の感想でした。と同時に「やはり本場で食べないことには評価出来ないだろ」という思い。お店によっては並んでまで食べるくらいなんだから、そんな程度のはずがない!

IMG_4726 (Large)道頓堀セット

 前日百貨店の食品売り場で買い食いした冷えたハムかつ揚げですらめちゃめちゃ旨かったのでものすごく期待して来ました。

とりあえず重さがわからないので一番少なめな9本の道頓堀セットを頼んで腹具合を見つつ追加していくことに。

 これが六覺燈の串とは違い軽い軽い。美味い美味い。入る入る。

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どてやき?どて煮?これも関東じゃ出会わない甘めの味付けで美味

前日のハムかつ同様、一口目から軽くて美味いので9本なんてあっという間。

即、セットに入っていないものを追加注文。

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 この↓串こめっていうやつが唯一普通というか、さして旨いと思えなかった(苦笑。

壁のメニューを見て注文してたので頼んだ時はわからなかったのですが、後でテーブルにあったメニューを見たらちゃんと書いてありました。

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 で、わざわざドライカレーを揚げてっていう良さ、相乗効果が全くわからず(苦笑。

これを先に見てても難波本店限定ということで頼んだでしょうけど・・・まぁ一度で充分ですね(苦笑。

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 反対に「これだけはっ」て、唯一再注文したのがこのずり(砂肝)。

素揚げって言ったら素揚げなんですけど、これは今までの砂肝史上3つに入るうまさ。

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 1本の素材の大きさの違いは確実にありますが、六覺燈じゃ10本すら大変だったのがここだるまさんだと軽く20本は食べられる。いつのまにかにそれくらい頼んでしまってる感じ。

 来る時は降ってませんでしたが、会計すませて外へ出ようとすると大粒の雨。

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そして大雨にもかかわらず結構な並び。。。待つのも納得のウマさでした。

 この後容量一杯になってしまったメモリーカードの替えを買いに行って雨の様子を伺ってたんですが、もう止む気配はなく強さ大きさが増してく一方だったため、薦められていたたこ焼十八番さんへ行き(これも数人、数組ですが並んでた!)持ち帰りで買って宿に帰って食べましたが・・・。

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 これが最強に旨かった!!!

いやー驚きましたね、塩たこ焼。聞くのも見るのも初めてで想像を超えた旨さだった。

 こういうのに出会いたくて食べ歩いてますので、冥利。

 普通のそこらのたこ焼をソースじゃなく塩をかけて食べるって単純な味じゃなく、フワフワの生地にゴロゴロとたくさん見える大量の天カスと紅しょうがの食感が塩味で際立ち、絶妙。

ソース味のたこ焼をあえて洋食とするならば、この塩たこ焼はまさに和食のたこ焼って感じで。

 普段たこ焼は6つぶで充分な感じだったので6個を買いましたが、食後でしたがこれは全然10個でいけましたね・・・10個にしなかったこと後悔しましたし(笑。

 10分くらいは経って写真のように若干シナシナになったの食べてあんだけ旨かったので、その場で食べたらもっと旨いんでしょうねぇ。

 翌日大阪を発つ事決めてから寄ろうとしたんですが、確か開店が11時からで、台風が迫ってきていたので諦めましたが、もう一度食べたくてしょうがなかった。。。(と思って帰ってきてからなんとはなしに検索してみたらなんとお台場に店発見)

 

 同じものを昨日の今日で食いたいって思うことそうそうないですかんね。自分の場合そうと考えずにそうなることが多々ありますが、そうしようと思ってそうすることはホントない。

おいしいと思ったもんを再確認というのも含め、数日置いてもう一度食べるってことはしますけど。

 でもこの串かつとたこ焼は、あのまま次の日も大阪に居てまた食べに行くってなったとしても全然問題なかったし、たこ焼の方はお店やってたら買いに行ってました。

天候はともかくやはり時間が全然足らなく辛かった。例え3日4日居たとしても食べたいもんは食べきれず、行きたいとこは行ききれなそうで悔やまれるのは短い日程。。。

初道頓堀、めちゃくちゃ楽しかったです。

 

 それにしても驚いたのが、自分がこれほど旨いと思ったここのたこ焼の某サイトでの評価が低いこと低いこと。単なる舌の問題だけと思えないほど相対的な低い評価が目に付いて、ここので旨くないとか、比べて低評価に出来るほど他に旨いたこ焼は知らないので全く理解出来ません

 なんとなくわかったやも。です。

7 大阪 観光旅館 ひさや(閉業)

 価格なり。

安いところは安いなりの、高いところは高いなりの理由があると思っています。

そのためそれなりの代金を支払うところだと、求める水準も高くなり見る目も厳しくなりがちで、反対に安いところだと過度の期待をしていないためか、満足度の高い滞在になることが多い、というのが最近の自分の傾向。

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 周りのホテル、宿泊費の相場は把握してませんが、安目なのは間違いない。

ホテルではなく旅館という点だけで宿泊を決めたため、怖かったので口コミの内容は見ずに行きました。が、評価が概ね高くないことは目に入っていたので不安があった。

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 しかし全て杞憂でした。

身の回りに昭和風なものがなくなってきているため、そういうもの全般が好みになっているのと、インド、ネパール辺りの安宿でもそこそこ快適にすごしてた自分には気になるものはなかった。

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 後で一通り口コミに目を通しましたが、宿泊料金だけで決めたような方に限って・・・という感じ。

「広くて綺麗」そういう面の快適さを求めるなら、開業したての高めのホテルに行けばいいだけで、自分の部屋入っての第一印象は「なんだ思ってたより全然いいじゃん」だったため、文句を書いてる人たちはいったいこの立地と値段で一体どんな旅館・部屋を想像してたんだろう、と甚だ疑問。

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大半は「・・・そこは仕方ないだろ」と思える部分についてで(その通りではあるんだけど)、確かに改善した方がいいなと思える指摘もありはしました(例えば6階にある風呂の利用法について)。

 向き不向きといったそれぞれ好みってもんはありますから、我慢ならない人も中にはいると思いますけれど、そういった「向いてない人」がなぜこういうボロそう(失礼)な旅館を選ぶのかが理解できなかった。

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 出端でつまづき印象が悪くなってるところへ何かが重なると、その後どうあっても挽回はほとんど無理。というのが自分の経験上での持論。

なため、部屋が狭いとか、駐車場がとか、泊まらなくともわかるようなことから始まって、入ってすぐ「ダメ」と言うような人が泊まったりと、「なんでここに予約入れたの???」って選択した理由の理解に苦しむ人に限って低評価をつけている。

頭悪いにしたって程ってもんがあるでしょ(笑

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 まぁお世辞にも綺麗だとは言えませんが、大阪の人に期待する人懐っこさというか、優しさ、温かみのようなものは感じれますし、宿泊費が安いということ以外にも良いところがあるんですよ。

例えば冷蔵庫はありませんが(寝る時うるさそうなので必要とも思っていませんが)、その分魔法瓶に氷を入れた麦茶を用意してくれてるので翌朝でも冷たい麦茶が飲めたし、ちょっとした心遣い、出来うる範囲でもてなしてくれているのを感じていたため、自分の場合もう大半のことには目をつむれる心境。

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 6階にある貸切風呂?ですが、「ご自由にどうぞ」という形のため「お湯を張ってる隙に他の誰かにその一番風呂を取られる」ということが発生しがちな感じがしました。

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パッと来た宿泊客には宿の人が用意してくれてるのか区別つきませんからね。自分としてもそう思うだろうなと思ったため、「もうそのまま脱衣所に立て籠もる」ことにして携帯テレビを見ながら時間つぶしてました。ら、これが結構時間かかる。

部屋にも小さいながら風呂付なのでなにもわざわざ・・・と思われるかもしれませんが、やはりどんな窓だろうと窓があるのとないのとは眺める景色がなくとも自分にとっては大違いで、苦痛な待ちではないものの「。。。普通に考えて大阪遊びに来てこんなとこで何十分も待ってる人間いないよな・・・(笑」、とは思っています。

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 道頓堀沿いに泊まれるとは思ってもいなかったし、他にも堀沿いにいいホテルがあるのか知りませんけど、自分の求めてる旅情というのはまさにこういう感じで大満足だったのです。

 戎橋までも歩いてすぐなので飲食店は選り取り見取り。

一っ風呂浴びて夕涼みがてら戎橋まで歩いて夕食食べてたら、食後にはいよいよ台風の大雨が降っていましたが、宿まで近いので濡れも気になりませんでしたし、何より大きな傘を貸してもらっていたので無問題。やはり徒歩圏内の宿というのは何よりも勝る。

 この旅館の良さ、それは部屋はともかくとにかく人。

自分の場合は部屋の雰囲気も気に入ったし、貸切の風呂も気に入り、この旅行中では一番だったんですが、部屋は好みがはっきり分かれるでしょうし、無理な人には無理だと思います。

 でも綺麗なホテルじゃちょっと味わえないやり取り、ちょっとした言葉を交わす程度なんだけど、そういうのが「あぁ旅行してるなぁ。」って思える瞬間で「また来たいな」って思う原動力になってるんスよねー。

 

 2020年3月追記

 ここ3年くらいの間何度と空きを調べても一向に出てこなかったのは、新しく宿泊特化型ホテルに改装して、観光旅館ひさやとしては閉業されてしまったようですね。この雰囲気大好きだっただけに残念です。

 もう一度ゆっくりした予定で連泊したかった。

 2022年1月追記

 味気ない宿泊特化型のホテルとして営業してたんでしょうけど、このコロナ禍で先ほど見たらフロントがあるべき1階がまるまるPCR検査センターに。

その上には免税店の看板あるし

 なーんでこんなに味ある昭和なイイ旅館改装しちゃうかなー。

6 大阪

翌昼、大阪プレミアは悪いホテルではなかったのですが、周り含めて退屈で1泊で飽きてしまったためチェックアウトをしてホテル向かいの中之島ダイビルで昼食

ざっと見ると鉄板焼き、やきとりとあって天ぷら・鯛めしの店に惹かれました

鶏は昨日の昼で食ったし、鉄板焼きの方はランチメニューを見る限りお好み焼きとかの方の鉄板のようで○○定食というのが主なため、気分ではないので天ぷらの与太呂さんへ

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右も左もわからない大阪でいきなり天麩羅って無謀すぎるだろ・・・とは思ったんですが、店先で昼のメニューを見ると1000~2000円。この金額ならばどんなものを出されても問題なし。鯛めしを看板にしてる店は初めてなので、鯛めし含めて期待もしつつ

店内は少々高そうな店の雰囲気はあるもののテーブル席ばかりなので、少々なめました

そもそもこういうレストラン街の一テナントといった形態のお店に良い印象が全くありませんし

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この昼食を探してて思ったことですが、今回の大阪旅行に高級感を求めて来てないなと気づき、○○ではなく○○トラベルのアプリを立ち上げてみたところ、ちょうどよい宿を見つけました

あぁ・・最近自分が旅行(国内)に求めてるのはこういうのなんだな

という感じで、値段からするとかなりの不安がありましたが、道頓堀には近いし、いつでも泊まる気になれるマリオットよりもものは試しと予約を入れていましたら膳が到着

注文して7分後くらいですかね。やたら早い提供も昼食に限ってはありがたい

格安ランチなので全部まとめて来てはいますが、見た目がすごい美味しそう

ファミレスやコンビニ弁当で見るサイズの大きめなエビが来るかと思っていたら、才巻きサイズ

見た目だけでなく食べてみればどこかで食べた3000円や5000円のものよりはるかに旨い

1000円でこれだけのもの出てくるなら、昼夜問わずカウンターでゆっくり食べるべきだと思えましたが、鯛めしの方はとてつもなく普通といいますか自分で作ったらこんな感じの味におさまるだろうなという程度で、今まで食べてきたあちこちのお店の中で一番下

・・・

 

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食後、時計は12時半すぎ

行きたかったところといえばあべのハルカスくらいで特別買いたいものも見たいものもなかったためまた今度ということにして地図を見て、散歩がてら大阪城公園へ行くことにしました

天満橋のスターバックスでボケッと数十分座って見てたんですが、まー台風が迫ってきてるのもあって風が強いし、雲を見てるといつ降るかという感じ

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大阪城の天守は当時のものじゃないということだけは知っていたので、通りの先にあるのをチラっと見て満足したんですが、せっかくだしほかにやることも浮かばないので雨が降るまでの間で行けるとこまで行ってみることにしました。

綺麗なパズルを見ているようで、石垣を眺めるのが好きだったりします

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見てみたかった継ぎも見れましたし

京都へ行ってる時は感じませんでしたが、こういう名所旧跡に訪れてるのが修学旅行気分というか、旅行に来てる人をいっぱい見てるとこれが自分も旅行してる気になれて気持ちが上がる

 

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ガキの頃はこういうものの面白みが全くわかりませんでしたが、やはり年を重ねてくると歴史あるものには惹かれてしまうもんですね。当時の背景とか逸話だの知識が増えれば増えるほど面白みが増して更に興味も湧く

そして内側の濠まで来たところで大粒の雨

門で雨宿りか?と思って走りましたがすぐ止んでくれたのでそのまま天守間近まで歩き

またもや一休みがてらで腰掛けた先に

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ベンチの下、砂利の舗装の下から草の芽が(写真中央やや上)

これも年ですかね(苦笑)。こういう健気さというか、小さな命のたくましさ、力強さにグッとくる

「今日大阪城公園来たのはこれ見るためだったな」

なんて思ってしまったくらい(笑

お日様こそ出ていないものの暑いのは暑く、荷物は8ℓの小さなバックパック一つだったんですがやたらと疲れて座ってばかりだった気がします

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