かわカフェ

 悪気というか、ディスるつもりは毛頭ありませんが行っちゃいけない店の典型@観光地で。

 こういう店は思い出すだけで気分悪いんで自然と書かないようになるんですが、一点気になったことがあって見過ごせなかったので、普段からこういうハズレ店に当たってることの方が多いんですよという見本用に。

 前回目星をつけていた鮒鶴という鴨川沿いの店に行ってみようとしてたんですが、行ってみるとなにやら結婚式なの?っていう披露宴っぽい空気のカメラマンが居まして、どうやら土日はランチ営業していないご様子。

すっかりここで軽めにすませて京都を立つつもりでいたので、昨晩に続いてリッツカールトンでよかったなんてことはこの時頭に浮かばず。せいぜい頭にあったのは京都駅のレストラン街。

IMG_8453 (Large)

 間違いの元は「鴨川沿いで食事する」のにこだわったから。

諦めきれずに周りを歩いて見つけたのは、小籠包の文字のある中華料理の店にタイ料理の店。(中華の店は行く気全くありませんでしたが、調べてみたらクソマズイ○コーポレーションの店)

 最近タイ料理を食べていなかったので、「タイ料理でも・・・いっか~。。。」と入りかけてはいたんですが、どーにも「京都でタイ料理?????」って感じで、踏ん切りがつけられなかった。

 「京都に来てまで成り行きでわけのわかんないもん食うならもう何でもいいだろ」

と投げやり、いやヤケクソ気味に選んだのがかわカフェなんですが、まーひどかった。

 さすが観光客の多い京都。こんな店でやってけんだなーって感じの店でした。

 

 味がどーこーってのはどうでもいい話で、ダメだと思ったのが2点。

 一つはカフェと名乗ってるくせに居心地がクソ悪い。

その居心地の悪さは広くない店内に席を入れすぎ、窓際のテーブル小さすぎ。

 なんでも窓際のテーブルは食事の方のみらしく断られてる人多数でしたが、椅子を二つということは二人用、二人であの丸テーブルは狭すぎだろうに。

 しかもグラグラひどいすわりの悪いテーブル

椅子が悪かったり、席間が狭いのまでは許せるけど、食べ物が乗るテーブルがガタガタしすぎて飲み物とかこぼすし、気づかずに使ってたら落とす人もいるよあれは。飲食店としてどーなのかと思った。

 で、こんなとこ来て頼むやつなんかそんなにいないであろうご飯ものを食べてが二点目で、冒頭気になって見過ごせなかったと書いたのがこちら。

IMG_8458 (Large)

 これのご飯、たぶん冷凍してたのレンジで解凍したやつですよね?(万が一違っていたらごめんなさい。)

 大して量出るもんじゃないからわざわざ炊いておかずに、冷凍ご飯を使用してるのはわかりますが、炊かないのであるならばご飯ものなんかメニューに入れなきゃいいだけなのに。

 ここ日本でしょ?しかも京都

IMG_8461 (Large)

ま、動物園の入園料。鳥鑑賞代でいいです。ヨカッタです。

 ここは「二度と行かない」店ではなくて、最初から「行っちゃダメな店」。

 

 1000円くらいのランチ、自分の価値観では「逆に高え」

 今の席数25%減らした上でソファーだとかのくつろげる椅子とちゃんとしたテーブルにしてくれてたら今の5割り増しでも全然安く思えていいだろうになって思ったんですが、そういうのってホテルが提供してるもんだなって。例えばリッツカールトンでお茶したら3000円、ランチで5000円くらいですか?金額だけ見たら高いですけど、けれど上質っていう、この方が得たもの、気分的なもの、お金を支払った後での満足度で考えたらはるかに安いって感じます。

 

 2021年9月追記

 自分がされたことじゃないのに、「感じ悪いなぁ・・・」って傍から見ているだけなのにこんだけ何年経っても気分悪く不快にさせるんだから、当事者となったら旅行の思い出は最悪、旅行自体来なきゃよかったってなっちゃうくらいなホント近寄っちゃいけない店だと思います(自分の場合はただメシが不味かっただけですんでますが)。

客商売をわかってない人間が経営してるとこういう気分の悪い店に仕上がるんだとしか思えない最低さ。一度でいいから世界の一流と評価されてるホテルとそのレストランで接客を学んできて欲しい。

ただそれでも分からない、感じる能力の欠如してる人間って存在してるんですよね。

 評価サイトの口コミ見てもこんだけ最悪な接客されたって口コミかなりあるのにいまだに潰れてないんだから京都と一見客の多さって凄すぎ。

 

 2023年9月追記

いまだ潰れず営業してるようなのが驚き。申し訳ないがこういう類の店は誤解しか生まず、日本人でも印象悪いんだから観光で訪れた観光客の日本の印象にとって悪影響でしかないから一秒でも早く経営者が変わって欲しいと願っているけど、ホント場所が良すぎて訪れる客途切れないんだろうな、という口コミ(このブログの話じゃない)の限界を知る。

天麩羅 水暉 ザ・リッツ・カールトン京都(春・夜)

 他のレストランへ行こうとも考えましたが、食べたかったのはフグやもつ鍋といった鍋か和食風なものだったので、3ヶ月も空けば献立も変わるだろし、再訪するにはちょうどよい機会。サービス料はかかりますけどホテルの夕食で9000円て安いと気になっていたので行きました。

CIMG2722 (Large)

 刺身は食べませんから「青柳」で。

この日の「青柳」の食材は、車海老二尾に、白魚、アイナメ、甘鯛、野菜が空豆、筍、蕪、椎茸、アスパラガス。前回お好みの品書きを見ていて食べたいなと思った、白魚、油目、アスパラガス、椎茸が入っている献立。

そして今回も追加するべく見ましたが魚は前回食べたキスと穴子で惹かれず、野菜も品書き上には食べたいものがなかったので、「これは試す流れかー」と以前から「ホントに天麩羅で食べてうまいの?」と思っていた黒毛和牛紫蘇巻と、口直し的な意味でカマンベールチーズを追加。

 前回は貸切でしたが今回は満席。

終わってみればこの差が出たという感想デス。

IMG_202803 (Large)

 今回おいしいと感じたのは、筍、アイナメ、とデザート。

 車海老はやはり関東で食べるものより大きいもので、前回は1尾のみのコースだったのもありますが追加注文したほど美味しく感じたものだったんですが、今回そこまでには思えず。

 この出だし時点で少々雲行きを・・・意識しました、結果は如何に。

 車海老の揚げ加減は「店の色」と思うことにして、どこでどんな感じだろうと気にしないようにしているんですが、そんなユルめな自分ですら少々火が入りすぎでは?と感じた揚がり具合。

 前回が良すぎたせいで余計そう感じたのもあると思いますが、はっきり違う客の数。

全8席、8人を多いとは思いませんが、給仕の方のサービス含めて気の回り具合がはっきりと劣ってました今回は。

単純に1人2人を相手に揚げるより8人を相手にしてたら(ディナーですし)そら大変、忙しいことと思います。

 ですが

この満席、満卓の時の余裕さ加減に熟練の方との差、こういう時の気持ちは表面に出てくるもんですしそこらがやはり経験の差というもので、踏んでる場数が見えるもんなんだなーと、名人と言われる方との差を気づかされた感じです。

 すごく楽しみにしていた白魚は残念ながら少々生臭く感じたり、甘鯛も正月明けに食べたものよりかはちょっと落ちた感じで風味が弱かったり。

IMG_105617 (Large)アイナメ桜葉巻

アイナメは美味でしたが桜の葉に巻かれているものだったので、魚ではなく一品としての妙。

これは前回感動させられた蕪にも思ったことですが、天麩羅、天種として蕪の良さがあるということではなく、カラスミ塩で食べることで「一つの料理」として仕上がっている「巧さ」みたいな。

IMG_103214 (Large)

 筍。紫蘇と合うんですね。これはおいしかった。

ですが、最後に供される車海老にも紫蘇を巻いてるのは少々やりすぎだなと思いました。

IMG_102350 (Large)車海老(二尾目)

個人の感想で、好みの差になることですが、海老・紫蘇それぞれの天ぷらを単体で食べてうまいでしょうから一緒にまとめて食べたって「マズイ」とまではなりません。けれど紫蘇の香りが強すぎることでそれぞれの良さ、組み合わせた相乗効果は感じませんでした。

これと同様和牛の紫蘇巻(天麩羅)も「これわざわざ紫蘇で巻いてまで揚げて天麩羅にして食べる意味あんのか???」って全く良さがわからず。

IMG_110033 (Large)黒毛和牛紫蘇巻

 とりあえず肉単体でおいしいと感じる「良い肉」なのはわかるんですが、それだけにまず紫蘇を不必要に思いました。だってステーキ屋や鉄板焼で肉を食べる時紫蘇の葉っぱを出された記憶がないし、揚げてトリュフ塩で食べるという点にも疑問符が。

 このトリュフ塩、合う合わないという以前の話でやたらジャンキー。

外国産のポテトチップスでこんなんありそうだなって感じの風味で、まぁ外国の方はこんなん喜ぶんだろうなってのは思いましたが、小手先だけの、上っ面だけのもんという評価。

そんな程度にしか感じなかったんで、わざわざ天種として選んで「揚げた良さ」というのは自分の舌じゃ理解できず。ザ・リッツカールトンどんだけ紫蘇好きなのよっていう。

トリュフ塩、パタゴニア塩、なにもつけずと食べましたが、一番合ったのは天つゆにドボン(笑。トリュフ塩なんかじゃなく「天ぷらですし紫蘇に合うのはやっぱり醤油でしょ!」ってなったのは自分が日本人だからスかね。

IMG_221456 (Large)

 他、書き入れ時に明らかに人手が足りてない店の如く、グラスが空空なのに結構な時間放置されてしまったり、付きっ切り状態だった前回と比べ天地、雲泥。

 二度目かつ前回良すぎた反動もあって前回とは打って変わった感じの感想になってますが、「格安」という評価は変わらずで(追記 今やフツーにリッツ価格でお得感ゼロです)、十二分な満足を得たい場合はお昼に、しかもちょっと外した時間に伺うのが正解ですね、昼でも夜でも安い高いけど。

IMG_223236 (Large)

 先付けも前回同様おいしかったです。たぶん会席の方からだと思うんですけど、さすが京都はレベル高いなーって出だしでギュッと捉まれました。(だけに一発目の車海老との落差が大きく・・・)

 翌日の昼食ここの会席にしてりゃよかったんだな。

祥瑞 静岡

 最近中華を食べる機会が減っているので、なんとなく「静岡 小籠包」で検索してホームページをチラっと見、トマトの卵炒めもあって本格的な?中華に見えたので安心して出向きました。

店内に入った感じ、堅苦しくない、普段使いな印象ですが、たまたまなのか?思っていたよりも客の年齢層が高くて、若い人(20代)のテーブルなし。

IMG_193946 (Large)

 HPのアラカルトメニューを見てて、点心あたりは手ごろな値段で行きやすいと思ったものの、一品料理の値段が3~4人前な感じだったり、湯(スープ)、麺モノがないあたりが気になってたんですが、そこらが若干年齢層高めになってる理由なのかなーと考えたり。

IMG_195536 (Large)

 肩のこってしまうような高級感はなく、けっして広い店内じゃないんですが、真ん中の二人用席じゃなければたとえ満席でも居心地は悪くなさそう。

でも4人席も2人席もテーブルがちょっと小さいので、あれこれ頼んでいたらかなり手狭でしょう。チャイナルームの2人席を浮かびました。

IMG_195314 (Large)

 肝心の料理は値の張る一品料理以外は極々普通(悪い意味でなく)。及第点。

小籠包も普通のおいしさ。家や職場の近くにあったら嬉しいっていうような。

IMG_195658 (Large)

 炒飯も最近食べた中ではフツーにおいしかった方ですね。

こう、「スゴイ!!!これ美味しい!!!」って大騒ぎするようなものではないんですが、久々にプロの作ったちゃんとした炒飯っていうものを食べた感覚。

IMG_194212 (Large)

 一品料理の方が締まってなかったというか、味がボケてしまっているってのはこういうのを言うのかっていうような、口に入れた瞬間「ウマイっ!」ってなれない味で少々がっかり。

IMG_194549 (Large)

口に入れて

 ・・・モグモグ・・・(ふーん)。。。

こんな感じ。

これは好みの問題かもですが、ピーマンと牛肉の細切り炒めと空芯菜の塩炒め、どちらにも同じように抱いた感想なので、一品料理は外して組み立てる方がアリか、と思って〆。

 ラストオーダーがちと早いから使いづらさはあるでしょね。

次回の機会があれば酢豚とエビとトマトと卵の炒めで感想を。