ロビー階の1つ下、ですでに102階。
ややスモッグ気味なものの、とんでもなく高層なのでやはり眺めはいい。
広いところでガヤガヤした喧騒の中の飲茶が本場らしくよかったんですが、香港の「食」はどこも高い、というか観光客としてはある程度出すつもりでいないと日本で食べるものより劣ると感じることが多く、
美味しいけれど高い。逆にある程度高くないと美味くもない。
というのが香港で居候していた時に培った自論で、「ガイドブックを参考に」とか「高いけれど良いお店」を新規で探す気にはなれずまったく当てがなかったので「困った時のコンシェルジュ頼み」でホテルのレストランを薦められ席を取ってもらいました。
ホテルでの飲茶に興味もあったのでちょうどいい機会と思えた。
天井高くて、ある程度ゆとりのある席間、比較的落ち着き目な印象。日本のホテルのレストランとは違って明らかに「高いなここ」って感じの空気があります。
遅めのランチなんですが、ちょいちょい買い食い、食べ歩きを好んでいるため、軽めにすませたいとだけ伝えて選んでもらったオススメの中から2品、3品と選択しました。
お茶の種類、思ってたよりなかったです。
茶色い烏龍茶より、青い烏龍茶の方が好きなため、
「青茶ない?」
と一応聞いてみるも「ない」との返事。
ま、ここ台湾じゃないしリッツカールトンといえども所詮こんなもんか(と心の中で思ってしまったのは過度の期待からです)。
普段中華を食べる時は普洱茶なんですが、この旅行中タイにて紅茶を選ぶことが多くて、この時はドッシリ重たいのではなく軽く爽やかなのを飲みたいと思ってました。
ということでいつもどおり普洱茶に。
凄まじく高い普洱茶というのを飲んだことがたぶん?ないので、この出されたお茶で店の良し悪し、本気度がわからないんですよね普洱茶だと(青茶は鍛えられているのでわかるつもりでいます)。
お茶の値段は確かどれも40~50HK$くらいだったはず。
ガヤガヤ賑やかなところでワゴンから選ぶ方が「っぽいかな」って思ってますけれど、オーダー式は気楽でよいですね。
香港初日にセブンイレブンの蝦餃を食べてますが、さすがに全然別物。素晴らしい。中のエビにも質の差がありますが、この皮と見た目はさすがとしか言い様がなく、ちょっと感動。
炒飯好きなため炒飯とですごい迷いましたが、「香港で頼む炒飯は量が多いのでこわい」というのと「せっかく香港に来ている」という理由で日本ではまずお目にかかれなそうなアワビの粽に挑戦してみたんですが(貝が苦手)、これは大当たり。
量もそうでしたが、味付けも軽めにしたかった気分にちょうどよく、実に美味。
ちょっと本格的過ぎなのきたらどうしよう。。。とかなり不安だったんですが、実にあっさりとした味で食べやすく「さすが勧められただけある」と心内で感謝感謝。 人
それぞれとても印象に残っていてよい思い出になってます。
どれも「さすがだな」と抜群に美味しかったんですが、その中でも一番だったのはこのスープ。
おススメを聞いていましたがおまかせしてしまったんで、なんて書いてあったものだかわからないんですが(推測するに「龍軒瑤柱花膠灌湯餃」これ?伝票にはSoup dumplingとしか)、このワンタンスープがホント優しい味で美味しくて。
寝起き(起きて数時間経ってますが)の体をやさしく起こすように染み入ってきた。
これを味わうためだけにもう一度行ってもいいくらい。
ここの飲茶、自信を持ってお勧めれます。ちょっと予算オーバーだろうが、他を削ってでも行って来いっていうくらいオススメ。実際食事で感動まですることって中々ありませんから。
このビルに展望台?があったとしてもエレベーター代取られそうだし、それと考えたら充分安くお得な昼食になるんじゃないかと思います。