55 香港 ザ・リッツ・カールトン香港 Harbour Island Room 其ノ壱

期待しました。高い(宿泊料)のでもそうですが、冠に

そしてとりあえず香港一高い建物に

 まず「尖沙咀か尖東駅から地下鉄経由で」というのを考えました。が、どちらも九龍駅には直結しておらず、初日で味わった香港駅から中環駅への乗換えの不便さ(歩く距離が長い)や、昔の地図ではなかったとこなため歩いて面白い場所ではないだろうという理由からタクシーを選択

 

結果としてこれが大正解で、廣東道から先はまー見事に開発中の工事だらけで見るものまるでなし。これを柯士甸駅からでも歩くと思うと、歩けない距離じゃないですけどしんどいでしょうね

そしてたとえ九龍駅からだとしてもタクシーで行くべきだと思いました。理由は

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ここ車寄せまでがドラマチック。

広い!とは思いませんでしたが、案内板見た後「お、ホテルの敷地内に入ったんだな」と思ってからさらにしばらくした後、視界が開け「着いたか」と思った瞬間この眺めに出くわした

この眺めありきで、ここまで景色が見えないようにしてるのは計算ずくなんでしょうけど、思わず

 「おぉーっ、香港っぽいw」

と思ってしまいました。まぁ香港なんですけど

お台場の日航とかあぁいう設計を考えた人のセンスには感動すらしましたし、やはり想像の範疇の誰もが考えうるベタな演出だとしても、序盤の印象は重要ですね。気分上がりましたもん

 

 ここも食事にも来たことない純粋に初めて訪れるホテルなので、気分も盛り上がりあちこち視線を振りまきながらエレベーターに

結構速いんでしょね。さすがに最新だろうから。何度か乗り降りしましたが、高さほど乗ってる時間は感ぜずあっという間

ロビーで既に103階って、帰って来た今あらためて思うとすごい

 

天井の高いロビーでしたが小規模な感じはします。しかし座る所がそれほどないせいか人でゴチャついてはおらず、頭の上の空間が広いおかげで人がいてもガヤガヤしてるとは感じなかった

 

写真は撮ってないので部屋へ

これも撮ってませんが、部屋の「清掃してくれ」「起こさないでくれ」のサインが洒落てました。ミラーっぽくなってる部分に赤と緑の小さな点が光るようになっており、シック

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今回の予約時で重視したのは「眺め」です

というのも予約をしようとHPを見ると、デラックス、デラックスハーバー、デラックスビクトリアハーバー(アイランド)という50平米の部屋が3つ並んでいたんですが

  • Sweeping city and Lion Rock Mountain views@デラックス
  • Spectacular harbour view@デラックスハーバー
  • Panoramic Victoria Harbour and Island views@デラックスビクトリアハーバーアイランド

と違うのは眺め(向き)だけの差で値段が違う

65平米のグランドデラックスという部屋もありましたが、こちらはSpectacular harbour and city viewsと書いてあるだけで、肝心のビクトリア湾と香港「」の文字がない

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旧リージェント、現インターコンチネンタルの代わりに泊まろうとしていたので、ビクトリア湾と香港島の眺めを外すことは考えられず

他の眺めの部屋にするなら、インターコンチネンタルのハーバービューにしてます

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写真では曇り、ガスってるように写ってますが、肉眼だとそこそこ見えてます。天候はまずまず

曇りの高層だと全く泊まる価値なくなりますからね・・・

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自分の生まれ育ったところを航空写真で見た時も感動しましたが、10年以上前にてくてく歩いてたとこを上から眺めるというのはまた一入で

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香港島側に目をやると夜景が気になり、曇らなければ・・・と考えてると航跡二本の船を発見

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 おぉ、あそこマカオ行きのフェリーターミナルかー

と、なんか感激(笑

埋め立てたであろう目の前の更地はなんか造ってる真っ最中でしたが、さすがにここよか高いもんは建たないと思いたい(香港のどこかにより高いビルの建設予定があるとどこかで目にしたので)

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なんとなくどっかを思い出しました

モノがでかいせいで写真だと50平米あるのか?ってな感じに見えてるんですが、どこにいてもゆとり(距離)は感じて、広いのはまぁ広い

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でも天井高含めてどれもいまいち物足りず、豪華さを感じるほどの広さではありませんし、感嘆するほどのものはその高層からの眺め以外にはありません。

たぶんところどころに質感の低さを感じているからだと思います

写真で言うと存在感ありすぎなエアコンの吹き出し口らしきものとか、ベッドボードやオットマンがかなり貧相すぎて見えるとことか、、こういうホテルに自分が期待している隙のなさとか無駄のなさとは対極の、隙だらけでなんか抜けているように見える

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唯一好意的に驚けたのはコレ、iPodが刺さったまんま(笑

ステーションがあるのはどこでも見かけるけど、本体まで置いてあって「おぉw」って思った

 

自分にとってのこのホテルの価値は一番上の写真です

52 香港 ハイアットリージェンシー香港 尖沙咀 クラブハーバーツイン 其ノ弐

 Non smoking、1bed、high floor、good viewこれらが通常予約時伝える希望(他にバスタブがあるならバスタブ付の部屋がいいくらいは付け加え)。

希望の部屋が空いていない場合、違うタイプの部屋に一言添えて予約を入れます。

 「もし到着までに希望する部屋が空くようであればそっちに替えて下さい」って。

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そしてチェックインの時にもかーるく聞いてみます。

 「(喫煙、ないしツイン)で予約してるけど、禁煙、キングの部屋は空いてません?」

 ここからがフロントにいる人の「腕の差」というか出来る出来ないの差だと思うとこなんですが、端末ポチポチして探してくれるかくれないか、ないならないで違った形の提案をしてくれるのか。

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 たとえば「眺めは悪くなりますが~」とか

 「低層階になりますけれど・・・」などなど。

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 それでもないと言われた場合、予約したのとは別カテゴリーの部屋ではないか聞いてみたり、一応聞けるだけはあれこれ聞いてみてます。聞くだけはタダですので。

 この時も、クラブツインで予約はしたものの諦めきれてなかったため(苦笑

 自 「禁煙、1ベッドの部屋空いてない?」

って聞きますと、一応端末叩いて探しはじめてくれたので

 自 「クラブフロアの予約だけど、普通のカテゴリーでもいいんで。。。」

と追加。んでしばしの間があって返事が

  「○○サン・・・トゥデイ、アクシュアリーフル・・・。」

ですよねー。

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肉眼だとこんなもんですかね

 ハイアットの予約ページだと同じ日のグランドハイアットは空室なしだったし、この日どこもやたらと高かったのはそういう理由(どこもほぼ満室という稼働率の良さ)からなのではと思ってました。

 ま、しゃーないか。

 広めのベッドだったらいいなーと考えつつ部屋へ向かい、入るとすぐに下で奪われていた(笑)荷物が届く。

奪われたと書きましたが決して悪い意味ではなく、断る間すら与えてもらわず実に華麗に「荷物はお部屋にお持ちしますのでチェックインを」とエレベーターに乗せられてしまった結果ゆえです(笑。ホントここは全てにおいてスマート。

 部屋の写真をざっと撮り時計を見ると19時くらい、でちょっとクラブラウンジを覗きに行きました。

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(翌昼)

ら、まー人がわんさか。こんなに賑わっているとは思ってもいなかった。さすが満室。

さして広くないのもあるんでしょうが、やたらとカラダのデカイ人間だらけのせいで、暑苦しいというか圧迫感を感じる(苦笑。

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ビジネスマンの一人客ばかりかと想像してたんですが、この時は観光で来てる感じのやや年配の組み合わせが目立ち(欧米人)、狭くはないのにガヤガヤしていて非常に居心地が悪い。

 さすがに眺めはよろしかったんですが・・・w。↓

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 こら退散・・・と踵を返したところ、抜群にかわいい笑顔で

 「何を飲まれますか?」

と聞かれてしまっては、「何あるの?」と聞き返さないわけにもいかず(苦笑。 

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部屋ヨリ

お茶をもらってポテトチップスと野菜スティックかじりましたが、他の客の皿を見ると結構ちゃんとした食事になりそうなものもあったようです。

自分が見た時は、パン類に、サーモンだのハムだの酒のつまみみたいなのと、甘いもんが残っているだけでした。小さいエクレアみたいなのが美味しかったですね。

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 目の前、ちょうどド真ん中に視界を遮る(特に夜うざい)キヤノンの看板ビルがあるため(下の写真)すこしも「眺めのイイ部屋」だと思っていなかったんですけれど、そういやチェックインの時に

 ホ 「ツインですがアップグレードしたお部屋ですので、楽しんでいただけるかと。。。」

というようなことを言ってたのを思い出しました。

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もう「満室で」という言葉を聞いた段階で、部屋に関してはきっぱり諦めていたので

 そらアップグレードったって俺予約クラブフロアでしたんだし・・・

と「何か言ってんな。。。」程度に流しちゃっててまったく気にしていませんでしたが、ホテルのHPを見ると眺め的にアップグレードしてくれてたってことなんですかね?

なにせ予約ページだと一昨年から何度も見てたんですが、キング、ツイン、にクラブフロアとスイートの4つしか表示されなくて、スイート除いた4種のみの構成だと思っていましたから。

 今見てたら、スタンダードとデラックスってありますね。

3平米ほど違って、バスタブとレインシャワーの有無が主な違いのよう。

Viewって項目もありますが、このホテルの客室からはハーバービュー!ってほどの感じはしませんので、クラブフロアに泊まるならばラウンジがそちら側ですので、拘ることなくあえて反対側の眺めの部屋でもいい気がします。

 

 とにかく良いホテルでした。

地下にある車寄せのドアマン?の方からラウンジのスタッフまで、自分の応対してくれた人は抜群に仕事が出来てたし、笑顔も素晴らしく、到着時から見送りまで何の滞りもなかったですね。地下の車寄せで降りたと思ったらスーツケースは「おまかせください」状態でしたし、発つ時はこちらから言う前に行き先を聞いて伝えてくれましたし。

前出のラウンジでの笑顔の彼女の気配りもこれぞクラブフロアのスタッフという感じで、立ち振る舞いからして美しく、チェックアウトも挨拶がてら鍵を渡したらそれで終わりというスムースさ。

 そして印象的だったのはチェックインの時のやりとり中「○○サン、~」と呼ばれていたこと。海外にてホテルの従業員の方から「さん」づけで呼ばれたのは初めての経験だったんですが、すごくいいもんですね。

 やはり些細なことでも印象が和らぐ。

日本のホテルだと「○○様」と呼ばれますが、これはちょっと分不相応というか聞こえ心地が悪くて、そう言ってくれた人との距離を感じさせられてしまいますし、なんか恐縮してしまうと思っていたので、この「○○さん」という呼ばれ方がとても新鮮でしたし、妙に嬉しく感じ印象に残ってる出来事でした。

 

 そしてまーとにかくバスルームが秀逸でした。窓がないのにここまで気に入るとは。

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この旅行中、タイのパタヤのアマリで泊った部屋の風呂も最高に良かったんですが、あちらは浴室、バスルームといえる造りではなく、その大胆な造り、それが部屋全体として良かったので、水回りのみで言うならここが一番と思えます。

 ここも鏡が多く清掃の大変そうな浴室でしたが、丁寧に清掃されてる印象。

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使い心地が抜群によくって。今世紀に入ってよくみるあまり意味なさげなバスルームとのしきりがガラス張りの擬似ビューバスじゃないのにも好感。

洗面台の鏡の一部分が扉のようにスライド出来て、見ようと思えば下の写真のように、ちょっと開けて歯磨き中外を眺めることも可能だったり。

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ペニンシュラ裏ビュー苦笑

ベッドやソファーに居る人との会話や物の受け渡しが出来るのはいいなと思いました。単なるガラス張りだとこうはいきませんからね、実に機能的に感じた部分。 

 

 眺めも香港島側も見えて「悪い」ってほどじゃないし、コンビニは近いし、地下鉄も近いし、ネイザンロードも近いしで、観光で来てるなら香港島のグランドハイアットよか断然良いと思いました。

ただまぁ例えば5万円という金額から見ると、積極的に選択する理由に乏しい。というか、確かにそこまでの予算なら他にもいいホテル、いい部屋がたくさんあるのも事実。

 眺めは考えず、25000円ならありがたい、3万くらいで適正ってとこでしょねー。

一昨年くらいは、高くてもせいぜいそれくらいだったと思うんですが・・・。今でも充分円高に思えてる自分には、単なる為替の差だとは思えず。。。

 

追記

 朝は行ってませんが、あの夕刻の混みようを見るととてもラウンジを使う気になれないので、クラブフロアじゃなく、デラックスの部屋で充分だなという感想です。

そして他席も埋まってるならともかく、一人客用?のカウンターテーブルがしっかり空いているのに、窓際の4人がけのテーブルにオッサン客一人で陣取るのは控えてもらいてーなー(自分もこんな感じの客なのかもしれませんが(苦笑)。

この後に泊まってるグランドハイアットでもそうだったんですけど、一人で窓際に座る奴に限って新聞読んでたり、外を全く見もしないんだからもったいなくてしょうがないし、小汚いおっさんがせっかくの景色に混ざると眺めが絵にならないったらありゃしないから気を使って欲しい・・・w。

51 香港 ハイアットリージェンシー香港 尖沙咀 クラブハーバーツイン 其ノ壱

 最後の方になると段々端折りそうな気がしているので、時系列無視して並行して書いていきますせっかくの記憶が薄れて行くのが怖いので(苦笑こちらからのつづきになります

 珍しくクラブフロア、しかもツインです

というのも「ドコに泊まろう」とまだタイに居る段階、日付変わった当日まで決めきれずにいた結果

この日はなんでかどこのホテルもやたら高くて、かといっていかに香港とはいえ所謂ゲストハウスに1万近く払うのはバカバカしい(多分ASIA WORLD EXPOのせい?)

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最初移動で疲れてる初日は重慶大厦のゲストハウスでもいっか、なんて考えては居ましたが、ここへ来て(タイで上げ続けてしまったホテルの質を)下げるのもなんだなと

 

となれば、いろいろ都合のよいチムサーチョイにあるハイアットを選択

以前重慶大厦の向かいにあったのを見慣れていたのもあり、親しみ感じて泊まってみたくなった

また、とある旅行記でやたらと酷評気味に書かれていたのを読んで気になっていたため、自分で泊まって確かめてみたくもありました

泊まったことのない香港島側には惹かれてたんですが、新しく移転されたばっかだし、なじみのあるチムサーチョイのが初日としては楽かという結論に至ったのが前日(苦笑

そして前日になったらクラブツインしか空いてなかった。。。

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いい部屋でした

今回、1000円で泊まれるゲストハウスから五つ星のホテルまで計10の宿泊施設に泊まった結果、不思議なもので突出して良かった点といえば立地とシーツの肌触りくらいなんですが、宿泊料金を抜きに色々な面から総合的に考えると質の高さはここが1番と感じました

宿泊料金込みで考えて一番良かったのはパタヤのアマリですが、ここ(ハイアット)で働いてる人は遊びに来ている以外の様々なお客から日々鍛えられているんでしょう、サービスに隙というか澱みがない。(あちらの従業員はリゾートですし、仕事が出来る出来ないというよりタイならではのゆるさと笑顔のよさがいい)

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部屋こそ小さめ、コンパクトであるものの、2人までならこんくらいで充分でしょう

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機能的っていうんですかね

必要なものはきちんとあって、過分なものがないっていうか

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例えばこの窓際、腰掛けれるようになってたりとか(なんかもう既にボロボロでしたが苦笑)

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シーツの肌触りもここのが一番よかった

そしてこのホテルで一番良かったのが、バスルーム

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単純に好みにあったんでしょね

 こういう風にシャワースペースが四方囲われておらず行き来しやすい造りのって、どこか日本のホテルでもあったと思うんですが(そこのは狭いとこに無理やり押し込んでる感で使いづらくイライラした)

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ここのはかなりたっぷりと広さをとってあるのでめちゃくちゃ使いやすく、気に入りまして

シャンプーもここのが1番

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porticoっていう知らないメーカーのあまり好みじゃないヴァーベナの香りのものだったんですが、これが今まで知っていたヴァーベナの香りと全く違って抜群にイイ香り。で泡立ちも良く

石鹸の方もporticoのもので「MASSAGE BAR」って書いてあったんですが

 ?

と開けて見たら、レゴブロックのような凸凹があって、なるほど

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湯圧、湯量も充分で

レインシャワーも同様(これは1番じゃなかったですが)

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酷評になる理由が見当たりませんでした

自分が見た旅行記の方がどこに不満を持っていたかまで覚えてませんが、やはり宿泊料金と折り合いがつかないってとこですかね(これは自分もそう思ったので)

この後グランドハイアット香港にも泊まってますが、自分はあっちよりこっちです