シャングリ・ラホテル東京 プレミアルーム考

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京都の旅行記中ですが、その帰りに泊まったシャングリ・ラホテル東京

スイートを積極的に選択しない自分にとってはここが最大級の贅沢空間で、お値段的にはだいぶ安いです、いや安くなっておりました@2012

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四つ角に01、18、20、35と4部屋あるコーナールームのひとつ。シャングリ・ラだとプレミアルーム=コーナー、角部屋になってると思います

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方角的な位置で言うと北西の部屋。ルームナンバー○○18です

4つある角部屋のうち#18のこの部屋だけ間取りが違っていて、大きく違うのはベッドの向きと浴室の窓!にシャワーブースの有無(01の部屋は知らないのでたぶんです)

33F~35Fは確か同じ(フロア図の写真撮ってないので「確か」になりますが)、下層階にスイートを存在させてるとは思えないので31Fからの一般階は全部同じ割り振りだと

南側の01と35は片面ビルビュー

今滞在は#18の部屋ですが、#35の部屋は以下こんな感じです

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そして窓はあるとはいえ、とてもビューバスとは言いがたい眺めの風呂場がこちら

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左端にちょっと写ってるのが窓です(写真が少ないのは仕様です。)

下りたブラインドから想像にたやすいと思いますが、見えるのはテレビの後ろ同様

ビルなんですね


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そしてシャワーブースはないんだけど、好意的にとれば洗い場付の風呂とも言える

隣(というか手前)にあるトイレにも窓があり、当然ビルビュー。だけどこれは結構好きです。隣がビルでも朝・昼は自然光で明るく、窓のあるトイレは開放感あって心地よい

 フロの窓より便所の窓のが大きいっていう

のは着衣量の差による配慮でしょうか?

 

もう一つ自分が気になっていた点は、鏡を多用している部屋ということ

ベッドの左右の壁が天井まで鏡になっていて、ベッド脇に鏡台まであるっていう

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鏡だらけで落ち着かないι

といった感じの理由から自分が好みの部屋じゃありません。
せっかく2辺窓でも、片方殺されてるようなもんですから

もうほんのちょっと多く支払って、#18か#20にしたほうが幸せになれると思ってます。(ただのプレミア(#01#35)ルームとプレミアシティービュー(#18)プレミアベイビュー(#20)ルームの間で公式HP上はっきりとレート差があります)

でも例えば鏡見るのが好きな人はいいんじゃないでしょうか、広く感じれるだろうし

 

あとは部屋に籠もってのんびりするのが目的な滞在で、テレビを見ながらゴロゴロだったり、寝ながらDVDを楽しもうとするつもりなら#18以外のテレビとベッドが正対してる部屋じゃないとダメです。

これ要注意

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↑#18の窓際にあるソファーからは見づらいし、デスクのチェアーも肘掛がないタイプなので長時間画面を見てゆったり座るといった用途には不向きってか、自分には論外

「(泊)プレミアシティービュールーム」として書き始めましたが、ただのプレミアルームとの比較話ばかりになってしまったので「プレミアルーム考」として仕切り直します

3 京都 京都ロイヤルホテル&スパ スーペリアダブル

ということで移動先がこちらにナリマス

いくつか候補あったんですけど(オークラ、全日空、ウェスティンなどなど)同じ価格帯じゃおもしろみに欠けるし、どうせならおもいきり安いとこに泊まって差を感じてみようかと

京都に来たのは十何年振り・ちゃんとしたとこへ泊まるのは修学旅行以来、自腹では初

宿泊後の感想から言いますと

そんな大差なかったっスね(苦笑

思ってたよか全然ヨカッタ

値段からビジネスホテル程度に思ってましたがタクシー降りた瞬間、車寄せから出迎えてもらいまして、感激

部屋で2食ついてる旅館ではないホテルで、しかも眺めは全く期待の出来ない京都観光で疲れて帰ってきてテレビも見ず、というホテルに居る時は=寝てる時という感じに、寝て起きるだけと割り切ってしまえば

これはこれで充分アリ

禁煙階だからか?安さゆえの苦痛(騒々しい)にも出くわさず。部屋までのサービスだけだったら、1泊4~5万取る東京の某ホテルよか感じイイ。

部屋への案内もちゃんとベルの方がしてくれて

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この廊下が写真の見た目どおりかなり長い

だいぶ後で知るんですが、廊下を歩ってると部屋の中の話し声がすんげぇ聞こえてくるι

 あちゃーと思ったのは、その時の正直な心情

やっちまったか、でもまーいーや明日は昼ごはん食べて帰るだけだし。

が、しかし部屋へ入ってしまうとまったく聞こえませんでした。少なくとも気になることはなかった(たぶんドアを開ければすっげー聞こえると思います)

 あのドア・・・そんな防音性に優れているように見えなかったけど(笑

そして階上からの物音もまったく聞こえない。いやー快適快適、これも都内のどっかの五つ星ホテルよか全然良い(上が空き部屋でたまたまだった可能性はあります)

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 んー狭い(笑

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HPや一○によると「18~22平米」だそうです

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またこのベッドが硬い硬い(幅は160cmとのこと)

自分の場合硬い方が好みなのでまだいいですが、ハイアットのよか明らかに硬い

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この写真だと、実際の見た目よりだいぶ狭く見えてます

決して広いわけじゃないけど、小型のスーツケースならだいじょうぶ。クローゼットにも入るし、でも中型以上のだと狭いだろうなってくらいの広さ。

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風呂・トイレは写真のとおり狭いんですが、宿泊料から想像するにこんなもんだろうという範疇

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シャンプー類は浴槽の端っこにちょこんと乗ってましたね確か3本

 

ルームサービスは一応24時間、極々簡単なものが頼める感じでした。オムライスとかカレーがあったのは覚えます(意外そしてありがたい)

 

これで「1泊2万円です」って言われたら「え”?」って声出そうになるけど、7000円だと何の問題もありません。すこぶる快適でしたし満足でした。

ただこれオンシーズンだと2万超えてきて、土曜にもなると3万前後っていう

・・・

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 さすが京都、コワイ(笑

 
追記 

シングル、ダブルの部屋は全て建物の内側に配置されていて、採光用の眺めのない窓の部屋しかないらしく、外側、外向きの窓を持つ眺望ありの部屋を希望すると全部ツインになるようでした。(だもんでツインの予約からダブルにと願い出た時、「いいんですか?」みたいな反応だったんでしょうね)

1 京都 ハイアットリージェンシー京都 ゲストルームダブル

 ハイアットリージェンシー京都へ向かいます。

数時間前の予約でしたが、していたリクエストはチェックイン時全て叶えられていました(ベッドタイプとベッドボードの古布の柄の話です。男色・女色言うそうですね)。

 タクシーから見えて思ったのは「おぉ・・ホテルっぽい」(笑。

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マンガや映画に出てきそうなホテルっぽいホテル。自分の中に在る軽井沢辺りにありそうな昔の感じのホテル、といったら同感してくれる人いるかなー。

 間口が広く(実際そんな広くはないはず)ロビーの空間がゆったり感じ、そのおかげか背の低い建物が実にシックに見えたんです。見えるバランスがいいんでしょうね。

 

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 ロビーが広くて綺麗。というのが中へ入っての第一印象で、すごく広くないのはすぐわかるんですが、何というかガランとしてて美しかった。

 実際大して広い空間ではないと思いますが、視覚的に一切ストレスがなくて。

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 立ち寄るのを忘れた奥のショップ

撮り忘れたエレベーターホール前のオブジェ。

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 「二部屋をつなげて一部屋にした」というような思い切った改装をしてハイアットリージェンシーになったという話は知っていましたが、それによって一昔前のホテルにここまでしっとりとした京都らしいと思えた空気があるとは思っていませんでした。

部屋への通路も手抜き感がなく凝っている感じありますよね。

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 ガチャリ、と。

入って右にクローゼットがあり、左に洗面、浴室、トイレという配置の部屋。

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クローゼットのハンガーが横か縦かで好みがあるようですが、自分としては長期滞在するつもりもない狭めの部屋なら、コートや上着一着かけれればいいんでクローゼットに奥行きは不要。むしろその分を他のスペースに回してもらえたほうが嬉しく思う。

正月に泊まっていた横浜ロイヤルパーク(以下YRPH)の部屋が27平米。そしてここが28平米ということで、だいぶ狭いことを覚悟してたんですが、

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だいぶ広く感じました。

 ベッドの上に居ても、椅子に座ってもどこも窮屈に感じることなく。

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その分YRPH以上に水周りが狭いかというと、トイレは別だし、お風呂も洗い場付でまったく狭さを感じません。

やはり日本人なのでフロには洗い場か、シャワーブースは必須と思いますよね。

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 シャンプー類はハイアットオリジナル。

これにはガッカリ(苦笑。

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香りも好みじゃないし、使ってみてもまったくダメ(残り香的に)で早く違う香りか、違うものにしてほしい。。。

 

 しかし、この差はいったいなんでしょう?

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この2枚の差はデジイチとコンデジ

 窓ならYRPHのが大きいはずだし、天井高もそんな違いがあるように思えなかった。

洗面のスペースもこれだけあって、トイレもゆったり広い。

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 部屋の図面を見比べます。京都のハイアット横浜はこちら

うーん不思議。。。

正方形気味と長方形の違いはあれ1m×1mの空間の差でこれだけ違うと驚ける(YRPHの方が高層の分、梁でデッドスペースになってる部分が多いとは推測できますが)。

 

 窓からの眺めはこんな博物館ビューの部屋でした。

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フロア図見ると、若い番号と26番くらいまでの偶数が眺め良さそう(4階は)。

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 朝食付きのプランで心配していた朝はきちんと起きることが出来、食べられました。

ホテル推しのハムはまぁそれなりで美味しく、左端に写ってる丸っこいパンがおいしかったですね。国際線の飛行機でよく出会うやつに似てて好みだった。

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あと印象に残っているのはアップルジュースとスクランブルエッグがひじょーにおいしかった。

 

 総評としては人が素晴らしかったです。

部屋は広くないはずなのに狭さを感ぜず居心地良く、ここが古都京都と和を感じれるモダンな内装や照明といったセンスは素晴らしいものの古いホテルをリノベーションしたものゆえなのか?サッシというかガラスが一重で屋外との遮音・防音が完璧ではなく、結露もすごい。(まぁ深夜の救急車以外で音が気になることはないと思いますけれど)

が、一昔前の建物ということで一番不安だった上階や隣、廊下からの物音は全く聞こえませんでした。

 翌朝の新聞のかかり具合から、少なくとも隣近所にお客がいなかったわけではなく、単に幸運に恵まれただけなのか?どうかわかりませんが、期待通りの静寂。

部屋は絶妙のバランスで快適さが出てるけど、新築じゃないのでどうしても古い建物のダメなところはあるわけで(エレベーターのハコが小さいとか)、でもそんなマイナス要因の一切合切を従業員のもてなし精神が見事に帳消しにしてくれていてホントここの接客は完璧。

 やはり笑顔はいいですよね。癒されます。

(顔を見れてない方含め)皆さんのおかげで心地よい滞在が出来たと心の底から思えた。

 あとで比べることになるんですが、朝食を食べていて存在を忘れるほど優雅に動いているからか気にならず、かといって必要な時に姿が見えず待つこともないといった絶妙な距離感と気配り。ブッフェの朝食でこれだと、夜はどれだけ高レベルなんだろかと想像つきません。

 褒めすぎですかね?

いやいや、でもさすがにハイアットに来たと思えるだけのサービスでした。

 立地以外(周りに飲食店少なし)まぁーーーーーったく問題がない。

なさすぎたため、あえて他の宿も知ってみようと移動することに決めたくらい。快適すぎて名残惜しいんですが、地下鉄も乗っときたいし、繁華街も歩きたい。

しかし今回の滞在、駅以外ではほとんど荷物に触ることがなく驚きました。MKタクシーを利用していたこともありますが(さすが地元!)ホント快適だった。

なぜ京都より高い宿泊費、タクシー料金払う都内が、この水準以下だらけなのかナゾ。

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 追記

ひとつだけダメなとこがありました。それは氷。氷を自分で取りに行くってのはちょっと・・・ 。ターンダウンなんかなくても構わないけど、氷くらいは頼んだら持ってきて欲しい・

 確か横浜ロイヤルパークもそうだよなぁ・

一々頼まず自分で取りに行くのは気楽でいいんだけど、一気にビジネスホテルじゃないんだから・・・と安っぽく感じてしまったり、取られすぎてて氷の塊が小さかったりすると唯一の改善要望点です。