大江戸温泉物語 浦安万華郷 露天風呂付き和室6畳

 浦安に3泊。

当初の考えでは以前より興味のあった幕張のアパホテルに泊まってみたかったんですが空きがなく、断念したものの大浴場への思い断ち切れず、泊まっていたホテルからすぐそばにあった大江戸温泉物語グループの施設を初訪問することにしました。

 しかも泊まり。

IMG_2690 (Large)

 ここともう一つ似たような再生ホテルグループと共にあまり良い評判を聞いたことも見たこともなかったので、自分で確かめるいい機会かなと思い、思い切って移動しました。綺麗だしこれといった文句もそれほどなかったホテルだったんですが、どこか居心地が良くなくもう一泊する気にはなれなかった。

 「巷で言われてるほどのことはなく、イイ感じに過ごせるんじゃないか?」と楽観出来ていたのには、去年の春利用した神戸の神戸ポートタワーホテルなごみの湯宿京都の日本館といった和室+大浴場での滞在が思いのほか良かったからに他なりません。

IMG_2693 (Large)

 大浴場のあるビジネスホテルに泊まって部屋の風呂を使うことがほぼないため、部屋風呂はなくてよかったんですが、あっても困りはしないだろう、というより万が3000くらいですか、「浦安」という客層に不安があって保険で露天風呂付き客室にしました。

 結果はこの念のためが大正解。

 「ととのう」という言葉を知って以来サウナを利用したくてたまらなくて、サウナ目当てと言っても過言ではない選択でもあったんですが、露天と言っても無理矢理露天にしてるような部屋の小さなフロには入らないかなーと思っていたのは大間違い。

IMG_2692 (Large)

 部屋の大きさというか狭さは想像通りでしたが、フロスペースの開放さ加減と風呂桶のデカさは想像以上で快適で、大変気に入って部屋風呂しか入らなくなるんですが、その理由の一つに部屋の風呂の湯も水道水ではなくちゃんとした温泉だったこと。

 実際行くまでは「どうせ温泉と言っても塩素臭い循環湯。。。」に「部屋のフロに引かれているのは普通の水道水を沸かしたもの」と思っていたんですが、だけに蛇口をひねって出てきたのが塩素の臭いなぞ一切ない塩っ気のある湯水だったのは嬉しい誤算。

IMG_2694 (Large)

 細かい泉質なんぞは最初から全く気にしてませんが、何回だろうと自由に入れ替えられ真新しい湯を独り占め出来ることと、誰を気にすることなく自分好みの湯温に調整し放題なのがこれほど幸福に感ぜられるとは。

 つかりながらスマホは使えるし、湯船で飲み食いするのも自由なのも良い(笑。

 大浴場の方を全く利用しなかったのにも理由はあってそれは残念な点でもあったのですが、あまり清掃状況が良くないというか、流れが澱んでしまう造りのようで色んなゴミがやたら目につき清潔感がなく、好き勝手出来る部屋の露天とは天地の違い。

 

 露天風呂付きの客室でも部屋にトイレはありません。

ですが、宿泊用区域に10室くらいの部屋がまとまってあるのですが、それら各部屋の中心あたりにトイレがあるので、部屋の戸を開ければどの部屋からも20~30歩はあれば行ける近さのため不便さは感じませんでした。

 行くまでは露天風呂付きの部屋でなくていいと思っていましたが、部屋の風呂まで温泉となるならそれが最高でした。断然良かった。

IMG_9683 (Large)

 食事面についてですがいくつかある食事処は期待しませんように

それらを例えるなら現在のではなく「”一昔前の”決しておいしくはない」高速道路のサービスエリア。

焼肉屋や本格的な中華料理屋もあったのを見て、店内でではなく「くつろぎ処」という大広間にて中華を中心で他の店からもあれこれ頼んで食べようと考えたんですが、その中華の持ち出しは20時半でラストオーダーと書かれてあり、諦めて近くのテーブルでたこ焼きとフライドポテトを食べながら「どーしたもんかなー」と代案を悩んでいたら、その中華の店の方から「もう閉店?」と声が聞こえましたが、ホント同じ感想。

フロに入ってのんびりマッサージでも受け「さあじゃあそろそろ食事にするか」と思った頃にはラストオーダーや閉店時間が気になるほどの早さで、宿泊者の外出は「そこまでの利用料金を精算した後」許されるそうなので駅まで行けばお店はありますが億劫なのは否めませんし、近くにはコンビニくらいしかなくて食事面ではあまり頼りにならない浦安なので注意が必要です。(ハイアットプレイスにあるギャラリーキッチンというレストランでピザやパスタ、クラブハウスサンドウィッチといったメニューを24時間注文出来ますが)

 昼食代わりに食べたあれこれがイマイチどころかイマニジュウゴくらいの期待外れで、今まで行った日帰り温浴施設の食事処としては最低レベル。

そのせいで全く期待出来ずに、朝食付きプランだからと仕方なくありがたく食べに行った朝食がかなり美味で、この日の気分は朝から上がりました。

IMG_2720 (Large)

 ここの朝食も「ビジネスホテルの朝食」としてしまえばやはり4つ星ホテルのそれよりはるかに特色が出ていて、食べる(選ぶ)楽しみがあり、そしておいしい。

 特に味噌汁がちゃんとしていてとてもおいしく、具の豆腐が際立ってウマかった。

IMG_2721 (Large)

 並ぶおかずの中に”冷奴”だけが置いてあって「京都でもないのに珍しいな、こだわってんのかな?」と気にはなってたんですが、納得。

朝食だけでいくらなのかわかっていませんが(1280円)、差額1000円程度ならば”付き”のプランを選択して損はないとおススメ出来ます。

 

 その他注意点として翌日の入館(フロ利用)も込みのプランだったんですが、チェックアウトが9時で、施設の営業時間が9時まで営業の再開が11時からとなっており、再入館できるようになるまでの2時間空白の時間が発生。というか追い出されます(笑。

ただ開園と同時にTDRへ行くような方たちには丁度良くもあるのかな、と思いました。

 日帰り温泉施設が好きで利用を考えている人の場合、その空白の2時間さえどうにかなる算段がついていれば、露天風呂付きの部屋での宿泊はかなり快適で、良い気分転換になるはずです。

 実際利用してみた感想として、たぶん隣に小さい子連れのご夫婦が泊られていたと思うのですが、物音や話し声が気になることもなく過ごせて、思いのほかくつろげていましたので。

 あとどこかのホテルの使い捨てのスリッパをここ用に持ち帰って持参しましょう。

 

 追記

 大事なことを書き忘れていました。

 ここは「”泊まることの出来る”温浴施設」なだけで、旅館ではありません

「旅館・ホテル」と思って行くと大変嫌な思いをすることになるやも(笑。

 飲食とマッサージを除いた接客はサービス業の中で最低と感じた態度、対応(飲食はほぼ、マッサージは未利用のため)。

そのやる気のないしゃべり方は普段の生活で在る「普通の感覚」だと腹立たしく気分が悪くなるばかりで、温泉につかれても精神面が疲れ精神衛生上よろしくありません。

特に受付(会計)に居る男性従業員3名と言葉を交わしましたが、3人とも最低最悪で、失礼と思うくらいの応対をされ嫌な気分になります。ですので一切言葉を交わさないつもりで行って、何かあってもその人たちに尋ねたりするのはやめましょう。

 自 分 で 調 べ た 方 が マ シ で す 。

 それと連泊の場合はカプセルホテルのように追い出されることなく室内に居続けられるそうなので。(注 「 お な じ カ テ ゴ リ ー の部屋の場合に限り」と念を押されましたがそんなことわかっとるっちゅーねん。。。)。

東京ベイ東急ホテル(閉業 現星野リゾート1955東京ベイ) スーペリアラージコーナーツイン

 星野リゾートの宿泊投稿ではありませんが、角部屋の雰囲気は充分つかめると思います。

 ここもビジネスホテルでした。

と書きましたが前回(メトロポリタン仙台)と違って今回のは下調べ不足。


部屋からの眺めで気になった建物があってマップで調べても表示されなかったので散歩がてら見に行ったら開業前のハイアットプレイス東京ベイで、そこのホームページを見ていて「新浦安のホテルはどこもこういうビジネスホテルより」な感じで特化型なんだなと気づかされました。

  • レストランがない、またはあっても一つ
  • 先払い
  • ルームサービスがない
  • 何か備品を頼むと自分で取りに行くことになる
  • コインランドリーがある

自分の場合ここらの条件の中から2~3当てはまるとビジネスホテルだと判断しまして、このホテルの場合5つ全てが当てはまり、ビジネスホテルの定義がきっちりと定まっていないためと推測できますけれど、ビジネスホテルじゃない枠の中にここまでビジネスホテルなビジネスホテルを混ぜておかないで欲しい。実際間違えたから。

「急いでいた」「乗り気な滞在ではなかった」など調べることを怠った自業自得ではあるのですが、「(ビジネスホテル)なら他にしたのに・・・・・」と後悔しました。

IMG_2654 (Large)

 駅からは直線2キロちょいで歩けない距離ではないですが、新興住宅地ならではの綺麗だけどつまらない大変苦痛な道のり。駅から30分に1本シャトルバスがあります。

 部屋はさすがに開業して1年なため真新しく綺麗。

IMG_2636 (Large)

今思えば「角部屋で窓が大きく明るげな部屋」という予約サイトの写真を見て予約を入れましたが、全室禁煙、洗い場付きの浴室、バルコニーがある部屋だったのは好みの喜べる要素でしたが、どうにも味気ない。

この味気無いという感想はコンビニのある1階やロビー階の2階からあったもので、ビジネスホテルと思って見れば至極当然な状態なのですが、普通のホテルのつもりで訪れてしまった自分は「アレ?」という感じで、その飾り気のなさに気分が落ちました(笑。

IMG_2643 (Large)

 広いし(開業間もないから)綺麗なんだけど全く写真を撮る気がおきない。

まあ大半の客はそれらの成分をディズニーリゾートで摂るつもりでいるから全く必要としていないのかもしれませんから、用途、選択を間違えた感は否めません。

IMG_2644 (Large)

 広い部屋というよりスカスカした感じの部屋は43平米。

部屋に入ってまず気になったのは部屋の広さや窓の大きさではなく、配置の偏り。家具の量に対して不釣り合いな広さがあるのに意図的に無駄な空きを作っている様。

IMG_2646 (Large)

ベッドをもう2つ、4つ横に並べてちょうどいい奥行きはそれ用で、本来4人用の部屋を兼ねているんでしょう。ヘッドボードが3人分までの長さしかないのはナゾです。

 洗い場付きの浴室には他では見ないかなりゆったりとした浴槽でなかなか。

IMG_2638 (Large)

このホテル東西南と三方向がとんでもなく開けていてその遮るもののなさを目の当たりにすると、4つある角の一部屋はビューバスにしてくれてても、特に海側だったらその部屋に滞在目当てで来るほどになったんじゃないかと思えたほどに「何もないけど」見晴らしはいい。

IMG_2637 (Large)

トイレが独立して囲われているかどうかというのは、どういう間柄であろうと2人以上で泊まる際には重要な要素だと思うのですが、出入りする戸が引き戸で部屋と直接面していて音が聞こえそうで結構気になる造りをしてます。

 開き戸にするとか、引き戸であっても洗面の方から出入りするよう戸を設けていれば水回りの戸とで二重の遮音効果が期待出来るのに、とものすごい細かい部分からイマイチ自分考えと違ったチグハグさを感じていました。

IMG_2671 (Large)

 東西をそれぞれ墓地と公園に挟まれていて、埋め立て地の中でも海っぺりに建っているため遮るもののない抜群?の見晴らしでどの部屋に泊まっても海が見えるはず。

今回泊まった部屋は画像左下#31の部屋で、上側#32から#07の側が東向き→駐車場や墓地ビューで、下側の#31~#08が西向き→公園ビューになっていて、北側(正確には北西)は画像の左#31、32の方で、反対南の海っぺり側#07、08の部屋は180度一面海な眺めがあると思われます。

IMG_2669 (Large)

最上階の18階で公園に面した#08と#31の角部屋がスイートで、後は全て同じ造りのようなので、選べるなら公園側(画像で言う下側#08~31まで)の「墓地ビューでないカテゴリー」の部屋を予約された方が良いかと。

その中でも角部屋がいいのはもちろんですが、北(#31)か南(#08)かは迷います。

北側の場合、道を挟んだ向かいのディズニーホテルが5階建てなのを考えると8階くらいから上のがいいでしょうね。スーペリアフロアの3~5階を「UMI」、6~11階を「NAGI」として主にカーペットなどの色調を変えていて(泊まったのはNAGI)、12~17階は「KAZE」、18階は「AKANE」となってました。

そして南、海側の場合は「特に」なんですが、一概に高層階のが良いかというとそうとは言えない経験がありまして、一面海で全く何もないと高度感がなく低層の方が良さ気と思っていまして、ですので自分にとってこのホテルで一番イイと思う部屋は最上階#1831のパークビュースイートですが、海側を希望するなら3~5階UMIの角部屋でと希望を出すと思います。

IMG_2650 (Large)二つ上の写真と同じ公園側

一面海の端から端まで海「だけ」の部屋というのは昼間はタンカーのような大型船がプカプカ浮かんでいるのが見られると思いますが、夜はほぼ真っ黒。

かといって街のある北側の眺めが夜景を含めて楽しい、綺麗かと言うと・・・。

 ホテルは埋め立て地の端っこにあって宿泊特化型なので用のない車はほぼ来なく周囲の交通量自体皆無と思えるくらい少ないので、環境としてはとても静かで過ごしやすいと思えたのですが、その弊害が冒頭で書いたとおりレストランは朝、昼、夕、夜と終始ブッフェ形式のレストランが一つあるのみで、周辺(歩いて行ける範囲)に食事を楽しめそうなレストランはなくホテル選びに失敗したと思った点です。

その代わりにと言わんばかりに1階建物内に入り口のあるコンビニが24時間で便利だとは思うんですが、そのためかルームサービスはなく一長一短。

隣駅が舞浜、車で20分程度の距離に東京ディズニーリゾートという土地柄、部屋でのんびり過ごそうという方はそう居ないでしょうし、泊まった感じ「滞在を楽しむ」という感じの施設(ホテル)ではないんだなという感想で、自分の好みと照らし合わせれば新浦安に泊まるとしても駅前のブライトンを選ぶべきだったようです。

IMG_2675 (Large)

 備考として冷蔵庫は空で、上に2ℓペットボトルの水が置いてあります(笑。

他、一階にコインランドリーがあり、氷は製氷機まで自分で取りに行くビジネスホテルスタイルですが、各階に設置されているわけではなく「二階だけ」にあるので大変不便ではありますが、ついでにコンビニ、というよりコンビニ行った帰りには忘れず氷を取りに寄る感じでいれば、なんとか億劫に思わず使えるのではないかと思います。

4 メトロポリタン仙台 エグゼクティブシングル

 ビジネスホテルでした。

ガッカリこそしませんでしたが、反対口の真新しいイーストか、「連泊ならば」という条件下になりますが「5割増し(この日で6000円)の料金払ってウェスティン仙台にした方がいい」という感想、結論になりました。

 当然第一候補としてウェスティンは考えてたんですが、ほんの一月ほど前に泊まっていて「仙台にて他のホテルを知らないまま同じホテルに三度続けて」というのがつまらなくて、ウェスティン仙台の向かいにあった仙台国際ホテルか、今回泊まった駅近のメトロポリタン仙台、それに反対口のメトロポリタン仙台イーストの3ホテルから消去法で、前回の宿泊時周辺を歩き回ったウェスティンの方(国際ホテル)はやめて、ルームサービスの有無(21時まで)でイーストでない、古い方のメトロポリタンにしました。

IMG_2556 (Large)S-PAL仙台1階連絡口。無印良品の奥(笑

 エグゼクティブフロアにした理由はなく、ただその日一番安く泊まれる部屋がそれだっただけなんですが、ホームページで見た改装されて間もない(1年ほど)部屋は好みな感じ。

エグゼクティブフロアの特典は以下ホームページより

  • フロアのエントランスにカードセキュリティードアを採用
  • レインシャワー完備
  • 日本酒「伯楽星」のエキスを使ったオリジナルバスアメニティ
  • シモンズの8.25インチポケットコイルベッド
  • 宮城にまつわるお菓子をご用意(一人一滞在につき一つ)
  • 部屋の冷蔵庫の飲物無料

とあり、宿泊料金からするととてもがんばってると思えたものなのですが、実際の感想は少々否定目で、以下ぞれぞれ

  • 銃の所持がまずありえない治安の良い日本において、機械の力のみで高めたセキュリティは面倒なだけで、ただの恰好つけに思え真に安全を考えてのものとは思えない
  • シングルの浴室には洗い場がなく(ツインは洗い場あり)、浴槽のシャワーと一体型のレインシャワーは使い心地良くなく、やはり見た目だけ
  • シャンプーは日本酒臭く感じただけであまり良さを感じられない
  • ベッドについては次のベッドの方
  • ちょっとしたお土産にもなるので一瞬良いと思えますが、これ目当てで泊まるわけもなく(非売品ではないだろうし)、無料ではなく「宿泊料に含まれている自ら購入しているもの」と考えたらなくてもいいかなっていう・・・
  • 飲み物無料も料金に含まれていると考えれば、選択出来ない強制セットな時点でアルコールを摂れない人間にとっては(連泊の場合補充されるため)、1泊毎に約1000円払い不必要なルームサービスで飲まない飲料を注文している状態なわけではっきり言って無駄

 他には、13時半くらいでしたが平日だったので「部屋に入れないかな?」と思いチェックイン手続きをしに行ったんですが、何かを確認をする素振りも見せず「清掃中なので」と断られたまでは問題なかったのですが、続けられた言葉に呆れました

 「(で)ご希望は何時に?」

15時前にお願いしに行ってるんだから聞かなくてもそら「なるべく早く」で、最低でも15時に決まってるでしょそんなもん・・・。はっきり言って愚問。聞くまでもないでしょ。何も調べることなく断るなら「(チェックインは)15時からになりますので。」と言ってくれればといいのに。

で再び15時過ぎに戻って記帳。13時半の時点で預けた荷物は部屋に運んでくれてるものと思ってましたが、預かり証をと聞かれ、ガラガラガラガラ…と横に持って来られた。

ここらは好みの差ですかね。自分の場合は案内がないとまずたどり着けない迷路のような施設ならともかく、四角く狭い敷地のホテルで部屋までの案内が必要だとは思ってませんし、ベルに自分の鞄を持たれ先導されるのがあまり好みでないため、逆に「こういう(その程度の)気の回らないホテルなんだな」と野暮く感じてしまいました。完全ビジホですよね。シティホテル気取んなって。

そして残念に感じたのはこの直後「自分で持つから」と断るとそのまま何もなし。気が利く人なら「それでは」とばかりにエレベーターまで足早に行きボタンを押して一秒でもカゴの到着を早めようとしてくれる気配りの見せ所なのに。

 

 部屋は18.1平米。

IMG_2559 (Large)

 カードキーによるフロアのセキュリティははっきりいって手間なだけで不必要と不満に感じつつも、改装で新しく出来たエグゼクティブフロアは中々の質感が漂っており、部屋は狭いながらもシックさを感じられ、日の浅さからくる清潔感もあってか居心地は良く、観光にしろ、仕事にしろ、気分転換で籠るにしろ、「最低限」と言わざるは得ませんが、こんなもんで十分と思えたほど完成度を感じた部屋。

 ガッカリすることがあるとしたら、全てがとにかくビジネスホテルなんですよね。

IMG_2560 (Large)

 氷は自分で左端、#01番の部屋の前まで取りに行かねばならなかったり、今年は冬場でも使わなかったのですが乾燥を感じたため、探したけれど見当たらなかった乳液をフロントに問い合わせてみたら「ない」の一言。

クレンジングや化粧水?は×2であったので、置き間違いだと思って問い合わせてみたんですが、乳液がないって。今時ラブホテルでも常備されてるだろうから驚きました。

クレンジングなんかより乳液の方が男女共通に必要なもので優先度高いように思ったんですがね。化粧をしない女性だっているでしょうし。

といった具合に、早めに到着して何もすることのない空いてる時間にチェックイン手続き(記帳)だけでも先に済ませておきたかったというこちらの都合には全く触れない、「客の側の目線では考えられていない不便さ」というのがとにかくあちこちで見られる感じで、そんな融通の利かなさはシティホテルのサービスとは到底思えず、「決められた事以外はやりません」というお役所のような、所詮鉄道の子会社って一括りに出来ちゃうダメさばかり目立ちました。まぁビジネスホテルならそれでもイイんですが。

IMG_2569 (Large)

 部屋には照明を個別に細かく管理できたらとか、風呂に洗い場(ないしシャワーブース)が欲しいだの細かい不満を言えばキリがないんですが、洗い場が欲しければ宿泊料がほぼ同じ反対口のイーストは全室洗い場付きだそうなのでそちらを予約したらよいんでしょう。

 部屋からの電話は今まで泊まったどのホテルより正確(いつかけて誰が取っても〇〇様)で素早く、呼び出しの音が鳴ってることがまずなかったのは素晴らしかった。

 眺めは避難経路図から判断するに駅側(下)は全てシングルで、反対側が全てツインになってるんでしょう。ビルが駅に対して垂直に建っていたら窓際に座り駅前を歩く人を見られて楽しめてたと思いますが、座っての眺めは駅の屋上駐車場。

IMG_2576 (Large)

 遠くに海が見て海への近さを感じた眺めは、やはりこれも自分の好みとの違いでもあって、動きがないから暇つぶしにならないと感じただけで、けっして悪い眺めというわけではないはず。

でも夜景はお察し。この部分ははっきりとそれ目的で泊まるホテルじゃないですね。

 

 10時の時点で既に清掃してる部屋が多かったのには驚きました。それくらい仕事での利用も多いんでしょうね。

IMG_2596 (Large)

それにしても、この通路の写真を見て政令指定都市の駅前にあるシティホテルのエグゼクティブフロアだと思う方はいます?

 

 以上少々辛辣に書いてきましたが、全て宿泊料金が安いため問題ありません。

やれと言われている事以外やらない姿勢だろうと、ビジネスホテル並みの宿泊料金ですから、ビジネスホテルだと思って泊まってたら不満に思うことはない。

いっそのことはっきりとビジネスホテル化してもらって人によるサービスはバッサリなくしちゃったらいいんじゃないスかねと思いました。その方が割り切ってスッキリ利用しやすいですし、それで宿泊料がさらに下がるのならそれもまた良しで。

IMG_2591 (Large)

 最後、朝食付きのプランでしたが、この朝食券有効期限長くないですか?笑

良い意味でですが、朝食面でもやはりビジネスホテルと感じました。シティホテルと思い全く期待してなかったんですが、行ってみれば郷土食もあってどれもそこそこおいしく、甘党でない自分にも美味だと思うほど甘味にも気を配っていると感じました。

 朝食は税抜き2500円ですが、朝食付きのプランは1人1000円+で売られている(自分調べ)ようなので、朝食付きのプランがある場合はそちらにして間違いないと思います。