二度と行かない

二度と行かない

 先日(といってももうかなり経ちましたが)このカテゴリーを設けました

きっかけは、移稿作業をしていてもやはりひっかかったココ

 

 ここの前身となるブログを書き始めた時には基本として「行かなくてもいいな」と思ったホテルのことはあまり書かない方向で、と決め始めました。

 さらに前身となる食ブログの時にはそういう店についても書くつもりで始めてたんですが、書いてるうちに「○○は行かない方がいい」よと悪い店のことを書くより、「ここに行けば後悔はない」と良い店のことを書いて、行ってみたくなってもらった方が建設的かなという考えになったものの、いざ自分であちこち名の通った店に行ってみるとそうそう「また来たい」と思える店はなく、むしろ「一度行ったらもういいや」ってな店の多さが、テレビや雑誌といった媒体の信用の出来なさ具合を確認しに行ってたようでバカらしく、非営利でしがらみのない個人として書くなら自分也の感じたままを正直に書いていくべきだな、と

 

  1.  行って良かった。また来ます。
  2.  満足
  3.  可もなく不可もなく(普通)
  4.  価値がない。損した。ハズレ
  5.  二度と行かない。すすめない

 

とはいっても基本はこの5段階の5を主体におまけに1を少々といった方針

 は「なにかの縁で近くに行くことあったなら是非に」等、力強くすすめる水準。最初はここだけを書いていこうと思っていたものでしたが、実際ホントそう思える店が少ない

 のここがブログ上での最低限。わざわざ出向いて行く時間だったり、贅沢と思える金額をかけても許せる線ということになるんですが、書くか書かないかという点では、特に東京都心では似たような店がいくらでもあるため何か抜きん出たものがないと「まだ行ったことのない他の店」への好奇心の方が上になり、興味が失せ書く気になれなかったり、そのまま記憶が薄れてしまったり。

 =普通。良くもなく悪くもなく心動かされることもなく特別な感想もなし。吉野家やてんやなんかもこの評価(値段と味のみで評価すれば5なんですが、安さゆえのサービスや、雰囲気は当然日常内で精神的な満足度は低いため、そこに差をつけブログとして平均基準の原器的な意味合いで3としました)。

 は感想そのまんま。そう思ったら2。安くても不味かったりと、貴重な機会や時間を無駄にされると逆に高くついたと思うので、安いとこを選んでいたらいいとならないから難しい。

ハズレ店の大半は書こうとする前に3日もすれば記憶から消え去ってるんですが、「なにか少々残念」なことがあって自分個人がもう二度と訪れることがないというだけなところは、他の投稿に挿絵代わりで混ぜる形で近藤がこれ)織り込んで書いたりしてます。

  、最悪、絶対に行って欲しくないとまで思ったところについては食ブログの時にいくつか書いてますが、自分にたまたま起こった事象やその時の出来不出来でよく思えなかったところでも、他の人に同じ事が起こるかどうかはわかりませんし、味覚というものは万人皆同じではないため、まだ行ったことのない人が自分と同じような感想を持つかどうかはわからないのに、自分の一感想でその人の貴重な出会いをつぶしかねないのは本位ではなくという考えで公開を躊躇

したんですが、あらためて「知ってたら絶対来なかったのに・・・」という金ドブハズレ店の多さにゲンナリしまして、限りある人生を無駄にされたとまで思った所に関しては

 「まぁなにかの縁で自分のブログに訪れた人たちには勘弁してもらおう」

と書くことにして、どうせ書くならひとくくりにまとめとくことにしました

思えば食ブログで最初に書いた店も「うまかったがサービス悪いので二度と行かない」でしたし

 基本的には満足して気に入ったとこしか書いてませんし、ごちゃごちゃキモチノワルイ難しい話ではなく、「感動するほど美味しかった」かそうじゃなかったか、「また行く」のか行かないかが、自分の明確な判断、評価基準です

 

 もう外に出ることだけでとにかく楽しい、って時期は過ぎ去っているのでその頃みたいにハズレて当然と冒険出来なくなったなーと感じます。貴重な食事の一回、それをわざわざ時間を決めてそれなり以上のお金を払って無駄にされたらと考えてしまうと、無難な選択をしますね(苦笑

評判いいけど行ってみたら「は?」ってなレストランだったり、他のがいいやってホテルを書いた方が役に立つとは思うんですが、下書きしてみたものを誤字脱字チェックがてら読んでみると書いてる時の気分からしてダメなせいでしょけど、まーつまらない

そんな感じで下書き止まりで公開に至らずお蔵入りしてるのが結構あります。投稿間隔空いてしまう理由の一番はこれです。

 

 

 この今、下にある5つ(公開時点)のリンクの中で真に5段階評価で1なのは京都の旅館の記事くらいです。(正確には1以下、人生中最低最悪ですが

 近藤は都心によくありがちな「一回行ってみたらもう充分」って感想の店で、感動もなければ特筆する良さもないっていう3~隣の客に自分の肘の気を使わなきゃいけないっていう居心地の悪さから2っていうところ。生まれて初めて食べる本格的な高い天麩羅という人なら4になるかもなーって思いますが、やはり横の客に恵まれず狭さ、詰め込み過ぎが気になれば3でしょう。

 名古屋のホテルは自腹じゃもう二度と泊まらないと思ったので入れましたが、感想的には2。チェックイン時当たったオッサンや清掃状況が最悪なのは事実ですが、それとは別で1泊3万の価値は感じない、その差額分損した気にさせられるホテルだったという評価で、ひつまぶし屋は2ないし3、スカイツリーのレストランは3でもあり4でもあるという「次回は他に」という評価なのですが「ちょっとないわ」という呆れる出来事があったため「二度と行かない」カテゴリに放り込まれてます。

つまるところ「一期一会」という精神を持たない人が接客業についていると不幸を生みますね

Sky Restaurant 634

まずスカイツリーに訪れること自体初めてで、スカイツリーに行きたいというよりはずっとここのレストランに行ってみたくて、スカイツリーはそのついでに行けばと考えておりました

そしていざ訪れることにしたら驚かされたことが3つほど

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1、かからないと思っていたエレベーター代がかかり
2、予約をキャンセルしたらキャンセル料として一番安いコースの全額を人数分支払えと言われ
3、食後帰るまで横の席は空いたままだったのに、時間の変更を断られた

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1については、たしか(記憶違いなのが優勢ですが・・・)このレストランへのお客は展望台への料金がかからない、となってたと思ったんですが(だからスカイツリーへ行くならお得と思ってた)違ってました。。。

まぁこれは完全に自分の勘違いだった可能性が強いんですが、それにしてもエレベーター代が別途かかるとなると途端にありがたくなくなったといいますか・・・w

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2は全く寝耳に水で、念を押されるように言われたのであらためて確認しちゃったくらい驚きました。なにせこんな観光客が途絶えることのない観光地の代名詞みたいな場所に唯一あるレストランで特別な料理やナマモノを注文してるわけでもなくコース全額負担、て

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そして3ですが、エレベーターでの移動の時間も考慮してのことなんでしょうが、4階にあるレストラン受付に30分前に来てくれと言われていて、それに間に合わなそうになってしまったんですね(駅からの歩きを計算しておらず、場所も知らなかったのもあってもう10~20分余裕が欲しくなった

で、キャンセルとなり食べてもないのに全額支払うハメは避けようと、予約の時間を30分(次の枠)ずらしてくれと、受付時間の1時間半前に嘆願したところ(勿論最終入店時間内)

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 「予約が詰まっているので出来かねる」

と言われました。とまぁここまではいいんです、指定された時間に遅れそうとなった自分に非がありますから。で、キャンセルにされるのはこちらも勘弁してほしいし、お店としても不本意だろうしと、お互いのためを思っての「次枠へ」の願い出だったんですが、断られました

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 予約が詰まっていて次に来る方に迷惑がかかるならそら当然。

なのですが自分の電話で変更を願い出た時間は13時半を14時なので、以降は最終入店過ぎるというのもありますし、自分の13時半の予約受けてる時点で14時半ないし15時くらいまでは席の確保はされているはずで、その後が閊えているということはありえないはずでして。

 ”もう行けない””行かない”んで「キャンセルしてくれ」って言ってるわけじゃないんですよ?

指定された30分前ではつけそうもないので(エレベーターの待ちもあるでしょうから)「ちょっと遅れるかもです。ずらしてください。」とお願いしているわけで。

言い分としてはですね、13時半について15時半までゆったり食事するのと、14時にずらしてもらえさえすればちゃっちゃと食べてささっと15時で帰ります、ってのと一体何が違うんだ???ってことです。

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 案の定自分の横にセットされてた席に誰かが来ることはなくずーっと空き。。。。。

結果としては下の専用カウンターについたのはちょうどくらいで(時計を見ていたほど余裕はなし)、そこで受付してもらって、エレベーターに案内され、乗って、レストランの席へ案内され、一息ついて撮った上の写真の時間が13時44分。

 ちなみに鉄板焼が食べたくて行ったつもりだったんですが、何も聞かれずふつーの席に案内されました。もしかすると「窓際の席がいい」とか言っていて気を使ってもらえたのか、単に席数が限られているので既に予約段階から空きがなかっただけのことか

今メニューを見比べると鉄板焼などでもなく一番安い洋食のコースで充分ってかヨカッタです

眺め代はエレベーター代として既にとられてますので、その上さらに眺めの良さ代が含まれているように感じるコース料金を払うのはちょっと。というか大分抵抗出ましたね、正直。

7000円のコースだろうとエレベーター代に2000円以上かかると思ってたので、この眺めで4500円くらいな感覚のはずでしたから。

ディスるつもりじゃないんですが、ちゃんと作られた料理ってのがメインの1皿くらいにしか思えなかったというか、食材の仕入れ、下準備といった用意が自分だけのためになされてる料理って風には全く見えないんですね。キャンセル料は一番安いコースの全額と言われてるのに

メイン以外は既にまとめて作ってあるのを盛り付けて持ってきました。ってだけの皿にしか見えない。

実際そうでそれでも構わないんですが、そう感じさせるかどうかもレストランの良し悪しのはず

ランチで5000円から取って、キャンセルしたら全額負担と言うならせめて盛り付けくらいは崩すのを躊躇われるような手の込んだ皿を、1皿くらいは見せてほしかった。

本当に文句があるわけじゃないんですが(眺めの良さに満足してしまって料理なんかどうでもよくなった)、薬品くさいウニ使ってるし、メイン以外冷たい料理ってやっぱ手抜きじゃないのかっていうふうにしか思えない(笑。

肉はまぁ普通(当たり前程度)に旨かったですが、一番美味しかったと思ったのは前菜左の透明パスタです。

 

 

 同日の晩で西麻布の叙々苑に行ってるんですが、634でのランチと叙々苑での夕食、会計に大差なかったんですよねー。

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そうしようと思って頼んでたわけではなくたまたまそうなっただけなんですが、叙々苑で「会計を」と言って来た数字を見て思ったのは、ちょっとした応対に始まって細かな気遣いできちんとサービスをしてもらっていると感じられるお店と、サービス料を取っていることが不可思議なお店で、食事としての美味しさ、満足度の差も段違いなのに支払うお金はほぼ同額っていう状態にあらためてガッカリさせられました。

 ちなみに叙々苑に行く理由って自分の場合は叙々苑サラダです。過言じゃなく。

都心の焼肉屋さんはたいていどこも同じくらい美味いのでいざ行くとなるとさてどこへ行こうかと悩むんですが、直前の電話で行けちゃう叙々苑の気楽さがありがたい。(注 食事時(18~19時くらい)や、週末ならば予約入れましょう)

 

 追記

 ソラマチの他のレストランを見たところ、ここはもう自らすすんで選択しないなと思ったので、2016年3月「二度と行かない」カテゴリに追加しました。

ただ機会があれば暗くなってからの眺めを一度ゆっくり見たいなと思っていますし、鉄板焼きこそ機会があったら行ってみたいと思っていますが(どうせガッカリするんだろうけど)。

 でも誰かを喜ばせようとするならば、こういうベタでわかりやすい所はいいですよね。二度と行かないとはしたもののスカイツリーの展望台に行こうとされてる方にはアリな選択だと思いますし、特別な人と特別な人と行くならいい思い出になると思います。

12 名古屋 あつた蓬莱軒

三重の初音か、浜名湖あたり弁天島の民宿で食べる気満々だったうなぎを欲す。

ハズレそうな(思いっきりハズレましたが)アソシアを宿泊先に選んだのも全ては台風のため

どっかのワインのような大型煽りにうんざりしてましたが、確かに足は抜群に遅かった(翌朝)

カッパを持ってくるのを忘れてしまっていたので、一歩も外へ出る気にならない暴風雨の中食事しに行くのはキツイだろうけど、駅上のホテルならば駅ビルや濡れずに行ける駅周辺で充分すぎるくらい選択肢があるだろうという安易な発想でしたが、夕方過ぎても雨はパラパラ小雨程度

完全に日が暮れても路面は濡れてるものの、傘をささずともよいくらいだったので、そうとなればテナントで入っているような支店ではなくせっかくなので本店で食べてみたい

「一番美味しいところ」で食べてみたいのは山々なんですが、名古屋に関して信頼出来る舌(人)を持っていないため、味や評価でなく「発祥」を=古さと考え、一番古そうな店を選びました

ひつまぶしでは所謂普通の予約は受けてないそうですが、お店まで行って受付をすませれば順次案内するとのことと、今の時点で30分ほどでという話だったので出向いてみました

盆休み入りともいうべき土曜の夜だったんで、この点では台風による影響がいい方に出たような

お店の前に着くと案内の方の姿があるのみで、お客の姿が一人もいなく

 「お、これはもしかすぐ入れるか?」

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と思ったんですが、受け付けてもらった後は指定された呼ばれる時間までどこに居てもよいということのため、車の中に居る方が大半だったようでその時間になるとどこからともなくワラワラと

呼ばれる時間までどこに行っててもよいと言われても周りにコンビニすらなく時間のつぶしようがない・・・結局お店の周囲をぐるっと周って店前で来るお客さんを観察するのを楽しみにずっと立って待ってました

雨降ってたらしんどかったでしょうね・・・。自分の場合も聞いてた通りの30分待ちで中へ

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地元にも老舗というべき鰻屋がありますが、雰囲気はよし。待った甲斐もある

まぁ落ち着けるような席ではなかったけれど、さすがにそれを選べるほどの余裕はない混雑さ

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そして注文してから出てくるまでも30分ほど

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一口食べてみての感想は「こんなもんか」程度(苦笑

細かいことを言うと、今まで食べてきた鰻で感じたことのなかったちょっと野趣あふれる風味(あえて上品に書いてます)が初めてしたのと、タレの味が甘すぎ濃すぎという自分の好みとの違い

写真でもそう見えますし、見た目は美味しそうだったんですが

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特別美味しいとかはなく、当然感動もなし。三重は関の初音の足元にも及ばない

日が悪かったのか(うなぎ不足?)、商標登録に胡坐をかいた結果なのかはわかりませんが

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いくらなんでもこの身の薄さはちょっと・・・

中国産の安うなぎみたく単に厚けりゃいいってもんじゃないけど見た目の美味さってもんがない

蒸さないだけでこんな薄くなるもんなんですかね?

ここより西で食べたうなぎは(蒸してたものかわかりません)フワフワ、ホクホクの上蒸さないことによるものと思ったサクサク感がすごかったんですが、当然そんな食感などまるでなし

関東で生まれ育った自分すら初音で食べた時は「関西風のが上だな」って思いましたが・・・

都内でレストランフロアの一軒としてあるような適当な店よりは間違いなく美味しかったですけれど、この程度のものなら都内でも食べられるんじゃ、と思いましたのでわざわざ行くまでの価値はなかったという評価な上、ちょっと接客に難があるような感じに見受けられました

忙しい(混んでる)のはわかりますが、お客の方を向かずに返事するのは少々残念。幸い自分にではなかったことですが、老舗、料亭?を気取るようなら電話の応対から接客面全般低すぎると言わざるをえませんし、そういう接客に当たってしまうなら待ってまで食べる価値もなく。。。

結局一度食べれば充分という程度の残念な味なので、わざわざ行ってガッカリという感想。次回名古屋でひつまぶしと考えた時迷わず他の店を選びます。再訪ありえません。

あくまで個人的な感想で好みの問題って部分はありますけどね

味は普通で5点満点とすると3点。それに待ちとサービスの悪さを考えると行こうとは思えませんし、他にいくらでも店ある名古屋なんだから当然他行きますわ。