ぽん多本家 御徒町

 自分は秋葉原、末広町の方から歩いて行ってますが、最寄り的には御徒町でしょう。

 かつての茅場町みかわを筆頭に、こう店主が客にある程度の緊張を強いる店、個人的には嫌いじゃーないんですけど、そういうのを好む人って多くはありませんよね、高い金払って食事を楽しみに来てるのにそんなのの何が楽しいんだっていう。

 ここも初訪問の一人客にとっては間違いなくそういう無駄な緊張を強いる店。そしてそれはけっしていい感じのソレではない。

別に店主とおしゃべりをしに行ってるわけではないので、必要以上に声かけてもらわなくていいですし、一見の客にも愛想良くすればいいってもんだとは思ってませんが、「無愛想」というのとは絶対違うと思うんですよ。

 お互いが対等であって、双方ともに礼儀を欠いてはいけないといいますか。

 カツレツ3850円に、ご飯・赤だし・おしんこ550円で計4400円。ですか。

 はっきり言ってしまえば、ここまでの価値は感じませんね。

これプラスで楽しいひと時、誰といつ行っても記憶に残る思い出の時間を提供されるんであれば逆に安いと思いますが、そんなことはなく。

 自分は古めの価値観を好む人間なんで、そういう料理人とのある種の真剣勝負(笑)みたいな空気は結構好きなんですが、お値段からすりゃこれくらいは当然っていう程度の並なとんかつを偉そうに出されても「はぁ」って感じで逆効果。

 まぁ「コレ」を上質という価値つけて提供されるのはご自由ですし、理解不能ということではありませんが、お店に漂わせてる空気感と提供されてくるとんかつに温度差がありすぎて(上回って来ない)、「コレ4000円もする???」っていうのが並の価値観だと思います。

ヒレ派だから余計そう思ってしまうのかもしれませんが、せいぜい2000円っていうか、2000円前後でこれくらいのおいしさのとんかつ出す店は結構あると思いますし、800円や1000円でやってる店のとんかつの4倍5倍美味いのか?って言われたら全然そんなことはありませんし、柔らかいは柔らかいんですが「でもこの柔らかさって鉄のなんかでビタビタ肉叩いてりゃ出んじゃないの?それと何が違うの?」程度の食感で、その料金差に納得出来る程の違いは提供出来ていない、というのが自分の価値観での評価になります。

 蓬莱屋同様、ソース薄い、赤だし不味い、キャベツうまい、漬物うまい、ご飯炊き具合最高、おかわり無料。

 でも大盛を頼んだ客に「おかわりできますから」と窘めるのってどうなんだろう。。。ってのは思った。

後から来た客の事ながら「大盛りを欲してるんだからただ応えてやりゃいいのに」ってそれだけの事すら客に寄り添わない方針?っていうのかな、萎えるんですよね令和にもなってこういう時代遅れのこだわりて。

 赤だしはやっぱり美味しいとは感じられなくて、普通の味噌汁じゃダメなんですかね?赤だしが自分の味覚と合ってないわけではなく、どうしても白いご飯に合ってるとは感じられない。

 こういう感じの店でカード使えるのは良いんですが、でもこういう店ならたとえどれだけ不便になろうと「その手数料分、味に還元してますんで」なんて言っててくれた方が嬉しいわけで、決してありがたいわけじゃあない。

 総評するとすれば「気取りすぎ」。

 高速道路のサービスエリアなんかで売ってるの見ましたけど、揚げたじゃがいもってウマいですよねえ。

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