えーまずナマモノが好物でない自分は回転寿司ですら今まで10回、11回かな?と数えられるくらいしか行ったことが無く、ちゃんとしたお寿司屋さんには今まで行ったことがありません。
友人達が頼んだ刺身盛りで挑戦していく内にいくつか(白身だけですが)食べられる魚が出来てきて回転寿司にも足を運ぶようになり、その回転寿司と比較するのに一度しっかりとした寿司を食べてみたいと考えるようになったんですが、経験なさすぎな自分にウマイマズイや高い安いはわかりませんから銀座○○みたいな本格的?な鮨までには興味が出なく、腕自慢の頑固な職人さんのとこより、自由度が高そうで、雰囲気(空間)、サービスを重視したホテルの寿司屋に。
たいていのホテルで寿司の食べられるところはあると思いますが、ホームページにpdfのメニューがあって事前に頼める(食べられる)種の有無が見れた、アンダーズのTHE SUSHIとリッツカールトンのひのきざかとグランドハイアットの六緑の3店が候補。
アンダーズは建物すら見たことが無く何か機会を見つけて行ってみたいと常々思っていたところですが、THE SUSHIは昼の営業はしていないとのことなので、ひのきざかと六緑で頼める種の多かった六緑に。
まず見た目というか佇まいが美しいと感じました。
回転寿司でも回りがちでないものしか頼まないので同じ様に目の前で握ってもらっていますが、仕込みの違い、差がこの見た時の感想に出たんだと思います。
食事しててこんだけ写真撮ってるのは久々。どれも綺麗で映えるので一眼持って来たらよかったなと一瞬(最近一眼を構えるのが仰々しすぎに感じあまり持ち出していない)思いました。
自分の場合残念なのが、ほとんどの刺身で食べた瞬間に「ウマイ!!」となるものが少なく、その後「ご飯がほしーー」ってまでならないんですよ。火の入った天麩羅や焼き魚と違って。
だからいくつかの刺身が食えるようになった今でも「刺身定食」がわかれない。
ちなみに今まで食べた刺身で「ウマイ!」と感じたのは、金目鯛とホウボウくらい。(ふぐも好きなんですがから揚げのがうまい)
食べた瞬間「これ凄い!」という違いはちゃんと感じてるんですが、「ウワッこれウマー!!!ご飯欲しいっ!(酢飯食べてますが)」ってとこまで至らない(苦笑)
このぼたん海老、ものすごくねっとりムチムチしていて札幌で食べたものとは全く違い「凄い」と思った一つでしたが、札幌で食べたものより美味かった?と聞かれると答えに迷う。
海老は熱を入れたもの方が美味だと思っているのもあってか、食感的に寝かせていない生な方のが好みなのではないかと推測。
そんな自分でもはっきりと違いがわかったのは海苔の旨さ
良い海苔使ってるなんて、ちゃんとした鮨屋なら当然のことなんでしょうけど、とにかくまぁ感動。
のり巻き(せんべい)も大好きですし、子供の頃から海苔巻き(寿司)ばっかり食べてきたわけですから、寿司を食べ慣れてなくても海苔のウマイ不味いだけはわかります。
この後手巻きで長芋わさびと納豆を頼みましたが、しょうゆの必要ないうまさ。
こういうお店での納豆巻きってどうなのかなー?回転寿司のとは違うのか、似たような程度なのか?と長いこと疑問を持っていたんですが、違いましたね(笑)。
あちこちの回転寿司で納豆軍艦や細巻を食べてウマイと思ったことは一度もありませんでしたが、六緑の納豆巻きは旨かった。
訪れる前、〆には白身で気に入ったものをもう一度と思ってましたが、迷わず再びお願いしたのは玉子(笑)だったくらいおいしかったです。
ちなみにですが、細巻が手巻の5割増しくらいの値段になっているのは長さ(量)からのようです。細巻の方が見た目で確かに1.5倍くらいの長さになっていた。
理由はわかりませんでしたが、手巻の海苔は見た目からしてパリパリしていて、その通りなんですが、細巻の方は写真の通りシナっとしてしまっていて手巻の方がおいしく感じました。
ここでも度々書いてる通りホテルでの飲食は割高で市中の専門店に行く方がいいと思ってるのは変わっておらず「では、なぜ?」かと言えば、「寿司初心者の自分にはホテルの寿司の方が行きやすかった」というわけじゃなく(グランドハイアット東京に何回か訪れていて信頼してたのでそういう意味の行きやすさはありましたが)、間違いなくゆったりとした空間(席間)で自分の好きなものだけを好きなように食べるっていう、おまかせのみのお店の堅っ苦しさと対極なものを求めたからだと思うんですよね。
今思えば、一面ガラス張りで中がわかる部分にも入りやすさは生まれるのかもしれません。
今年の1月か2月あたり、六緑かひのきざか、どちらかのお店のメニューにホウボウがあったと思うんですが、またメニューに現れた際に行きたいと考えています。