串かつだるま きわ味銀座店 GINZA SIX(閉店)

 先月だるま動物園前店にて「東京にも店出来たんですよ。新業態で~」と聞きました。まさかその出店したのがギンザシックスとはちょっと驚き。

 湯津上屋からミクソロジーサロンへ行った日に6階をぐるっと一周下見しましたが、入ってみようと思えたのは蕎麦屋?の真田くらいで、ここにもすだちそばがあった。しかもせいろ。

 いい値段してます。1500円。

原宿の松原庵(1600円)に近い設定で、湯津上屋の900円からすると「大根だけでそんな高くなんの?」と思うのを禁じえなく、興味涌きますよね、せいろですし。

 だるまにした理由は蕎麦が続いてたからですが、どちらにも数人の並び。

真田は席数多く見え、昼休憩もなく?やっていて、蕎麦自体回転早そうで、いつ行っても大して待たずにすみそうと考え、だるまの前の椅子に座りました。

 

 場所が銀座で「きわ味」という名前から六覺燈と同じような)嫌な感じがしたんですが、概ねその通りで期待していたものとは違う店。どこかに六覺燈のことを書いていますが、串かつ、とくに大阪の串かつに求めるものってこういう路線じゃないと思うんですよね。

大阪に住んでいたのなら「たまには」と趣向を変えて行く日もある気がしますが。

IMG_9168 (Large)

サッと出てきて安いけどウマイっていう手軽さのようなものがいいんであって、どこぞの創作料理みたいな凝りすぎた上品な串に全く惹かれない(六覺燈の印象が非常に悪い)。

 ホームページの品書きを見ると、大阪で食べるのと同じ普通の串かつを同じように食べたいのに、夜も昼もコースのみで、しかも夜の各コースの串はその創作串のみな感じ。

 昼だと創作串でない普通の串のセットがあったので、並びも覚悟しつつ遅めの昼

和み980円と彩り1200円が普通の串、違いは卵かけごはんかご飯+胡麻醤油に漬かった刺身か。刺身は要らないんですが卵かけごはんの気分じゃなく、イカ、エビや白身だったら食べられますし、味の濃そうな胡麻醤油なら味変になるだろうと彩りに。

IMG_140829 (Large)

 一度、串でご飯(米)を食べてみたかったんですよねー

串は元祖串かつ、豚かつ、天然エビ、キス、たまねぎの5本。ご飯おかわり無料)

 東京でも変わんないスね、このキメの細かい衣感と重くなさは。

IMG_9186 (Large)

 うぅ・・・足らない・・・物足らない・・・(他の串やどて焼も食べたい)。

ご飯を食べてもこの物足りなさは埋まらない。

IMG_9188 (Large)

 物足らなさはとてもあるもののまぁ満足は出来ました。とりあえず大阪まで出ずともだるまの串かつが食べられるのは嬉しい。

 店の設え具合(動線が一文字ではなく、格子の存在が肝)から店員に気づいてもらいにくい感じがしました、どこに座っていて

ただコースのみという基本形態ですし、後ろの気にならないゆとりある広さを優先させた結果そうなってしまったのかも知れません。ここ銀座ですし。でも横(の席の人)は普通のファミレスレベルで気になるんですよね。

 

機会があったら夜にも行ってみようと思います。衣からうまいんで六覺燈とは違って各創作串もうまいだろうと思うので。

昼に銀座の中央通り沿いで食べてると思えば(すし詰めではないですし)高くはないでしょうね。遅めで行って幸いほぼ待ってませんが値段ほどの気軽さはまだないですね(苦笑。

 

2018年7月 追記

 迷走感あり

2023年3月 追記

 2023年の1月下旬で閉店してたそうです。

ここ3年銀座シックスには入ってませんが、当然の結果の様に思いました。

行って見たのは開業して数か月ってとこだったはずですが、日本人相手ではなく中国人観光客向けを重視して造られてるように感じた銀座シックスにおいては、自分個人の感想としても「銀座シックス自体の魅力≒集客力」が感じられる部分はまるでなく、大半は「とりあえず一回来てみた」というような様な感じの人らで(自分も)、早くて安くてという手軽さでしかも美味しいというのが良さのはずの串カツをわざわざ選んで5000円6000円1万と落とそうってならないと思うんですよね、普通。

たった数本だけですが大阪まで行かず食べられるランチの存在はありがたく「がんばってくれよー」と思ってましたが、「苦戦するだろうな」そう思わざるをえないほどだったのが実際行っての体感で、中国武漢から始まったこの空白の3年の間当然中国からの観光客なんかほぼ居なかったわけで(ギンザシックスに入ってるテナント全部に言えることですが)「よくもってたな」という驚きの方が強かったです。

それくらいまぁ「違う」んですよね。新宿や新橋あたりでなく「銀座」に「安い串カツ」を食べに出て来るっていう段階で相当物好きだなって思いますし、昼はなんとか安目でやっても夜は「高級な串カツ」をコースで出して稼がないと高そうな家賃はとても捻出出来なかったでしょうから。

 銀座シックスで食事をしようと思って行けば必ず覗くようにはしてたんですよね、ここと大食堂は。結局ほとんどは真田に行ってるんですが。

ただやっぱり毎度思うのは六覺燈で強く感じた「コレジャナイ感」、高価な食材の串カツなんかは求めてなくて、だるまなんか安くてあれこれ気軽に自分のペースで頼めてウマいところが最高なのに。そういうものを食したいのであれば自分としては天麩羅にしたりしますんで、やはり大阪で培ってきた基本を見失った出店(場所や客層、価格設定あたり)の目論見が大間違いだったというのが結論ですよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です