「さほど混んでいない」というのを確認しつつ空いてる時間に野菜と魚を食べに。
客は他に1組の姿が目に入っただけで、出る時にもう一組居たかなー程度。
事前に流し見ましたが、ランチ、ディナーともにあまり好きでない食材の献立の月。
食わず嫌いが微妙に多いので相談して調整してもらうことはよくするんですが、けやき坂の場合食後の甘味に魅力がない時が多く(甘いものが大好物ではないというのが大きいんでしょうけれど、仙台の一舞庵のような鉄板を使ったものだったり、ニューオータニの石心亭のような和を基本とした口直しだったりすれば楽しめるんですが・・・)残念ながらこの月もそうだったので、食後の甘味はチャイナルームのマンゴープリンかフィオレンティーナのペストリーブティックで仕入れ部屋で食べることにして、コースではなく単品から自分で組み立てます。
以前はあった鶏や豚の料理が無くなっちゃってましたが、メニュー見ながらその時の気分にあった献立を自分で考えるのがすごく楽しくて好きです。
この時の前菜なんかの魚介が自分的にイマイチな感じだったので、サラダでなく焼き野菜5種に、毎回頼むようにしている特殊な透明フィルムを使った蒸し焼きと、一番安い国産牛のサーロインで注文。
野菜はアスパラ以外は勧められたものの中から食べたことのない知らないものを選んだのですが、翌昼か翌々昼に天麩羅を食べる予定でいたため、なすや玉ねぎ、れんこん、さつまいもあたりを避けていたら、頼み終えた時には(肉に付属の3種も入れ)芋っぽいものばかりになってしまってましたが、それはそれで楽しめました。
雪室じゃがいもが一番おいしかったです、おススメ。
この時の「〇〇季節野菜の蒸し焼き トリュフストックソース」は”勘八”です。
「勘八であれってどうなんだ?」という杞憂。
季節野菜の彩りの悪さも相まって以前春に食べたものとは残念なくらい別物で、魚の風味の良さが引き出されておらず悪さが強調されてるようで、自分としてはハズレ。
自分の感覚では金目鯛やもったいないですけどキンキ、もしくは生で食べた経験はありませんが、鱈とかスズキなんかの方が合いそうかなと思うんですが。
コロナ下の影響で最近は自分でもステーキ肉を焼くようになったので、今回目線は勉強のつもりで見つめてたんですが、やっぱりプロの仕事は違いますね。
230gで6600円(消費税サービス料込8349円)の肉でしたが充分ウマい。歯が入っていく食感が気持ちのいい身のしまった噛み応えの焼き具合。
いつからかお好み4種を30gずつで食べ比べを出来るようになってるんですが、一番安い肉でこれくらい美味かったら目隠しでやったら「まるで当たらないんじゃ?」って思ったくらい好みの食感でウマかった。
ガーリックライスでなくご飯と味噌汁の方がいいのも自分流。
さくっと1時間程で席を立つほど短い夕食でしたが、充分楽しめました。
時期が時期だけに部屋での食事と悩んでいましたが、やっぱり目の前で調理してもらう程嬉しいものはなく。
次こそは4種食べ比べに挑戦してみたい。