フロが思いのほか良かったんですが部屋はごくごく普通で、帰って来て撮った写真を見たらどうにもしょぼくて書く気が失せ、風呂だけで書こうにも貸切風呂は使わなかったので見送ることにしたんですが、やはり気に入ってる伊香保なので記録として。
「横手館あったらいいなあ」
と思いながら検索しましたが、当日も17時を過ぎては(数件はありましたが)吉田屋旅館すらなく「選ぶ」という感じではないほとんど一択の状況。
いまだに旅館だと「素泊まり」「禁煙」「一人」の場合、選択出来なくなることがよくあって(そういう宿泊設定がない)、今回の場合も素泊まり以外はやむをえず。
車で行くとちょっと進むのに抵抗を感じるこの道の先、おおよその場所も雰囲気もわかっていたつもりの森秋旅館。
4階建ての旅館だと認識していたんですが、見えていない下にも4階分ある8階建てで1階だと思ってた部分が実は5階。表から見えてた以上の規模の大きさに驚きました。
それは広めのしっかりとしたロビーでもそうで、宿泊料金から想像してたより雰囲気が良く、こんな飛び込みの日帰りみたいな滞在じゃちょっともったいなかったなというのが第一印象。
部屋は可もなく不可もなく。
入った瞬間のタバコの臭いは気にならなかったし、綺麗でしたね全体。
改装されて綺麗なのは多くの人にとってはいいんでしょうけど、古く汚い部屋耐性のある自分にとっては懐かしさ皆無の特色のない部屋とも映る。
水回りのあっさりしすぎな感じは味気なさ過ぎて外泊の特別感がまるでない。
一番下層の一階の部屋でしたが、ありそうだと思ってた部屋の眺めによる閉塞感はありませんでした。
というのも結構な斜面に建ってるからでしょうね。正面から見ると4階建てなのに実は8階なのもそうで、部屋正面の眺めは寮のようでしたが、視線をふれば開けていまして。
ただこの網戸がハメゴロシ。。。
めんどくさくて開けられるようにしてもらえるのか聞いてませんが、広縁に座っているとどうにも目障りなので、夏場はともかく冬場は開けられるようにしてて欲しかった。
風呂は露天含めた二つの大浴場が充分すぎました。(綺麗な写真はホームページで)
50分2160円の貸切風呂を利用しようと考えていたんですが、ホテルに到着してみると午前2時からとか朝8時からといった無理めな時間しか残っていなかったので諦めましたが、諦めついたのは大浴場で満足できたから。
これだけ部屋数があって、予約した際残り一室表示だったんですが館内ではそれほど人影を見ることがなく、22時過ぎに内湯へ行ったら誰も居ない。出た後に露天の方を見に行きましたがそちらには何人も。
翌朝(6時くらい)も露天は人が居たけど内湯は夜同様誰も居なかったので、内湯で体を温めてから露天に移動したんですが(ちなみに露天風呂にも2~3人用の内湯が併設されてました)、誰も居なくなっててその後1時間くらいは独り占め。
ちなみに上の写真は補正がかかっており明るく写ってますが、肉眼だとこんな程度。
お湯は上の源泉の方にある公衆露天風呂と同じ黄金の湯のかけ流しで、加温は常時とありましたが熱くはなく、特に外気で冷やされてる露天は長湯したがりの自分には適温でちょうど良かった。
内湯を出たところに座る場所があって、冷たい水が提供されてます。
そのそばに自販機もあって、部屋の冷蔵庫にも何か飲み物が入っていたと思いましたが、飲み物面での不便はないですね。アルコールもあり。
それと「不定休」とあったので毎日やっているのかわかりませんが、24時まで館内にある軽食コーナーから部屋までラーメンの出前が出来るというのは嬉しいサービス。
他、強烈に覚えていることは部屋の暖房が弱でも強すぎて、窓に隙間を作り外気を入れることでで調節していました。最終的に暖房切って寝ましたが、つけっぱなしでも、消しちゃっても、長い時間寝ていたら体調崩しそうだと思ったので大変注意が必要。
部屋の風呂はやはり使いませんでしたが、ないよりはあった方がありがたいというか、心強い感じがありますね。
と、こんな感じのこの日の宿泊料が14000円(税込み15120)。
近く(高崎)まで行ったので、なんとなく「温泉でも(上の露天)」と思って行ったんですが、着いたらもう真っ暗で(17時)帰るのがだるくなってしまった結果の、泊まるつもりもなく泊まり、翌朝早起きして帰るという飛び切りの駆け足滞在だったため旅行気分は全くなかったんですが、貸切風呂を借りなくとも時間を選べば大浴場を貸切という大変贅沢な状態のおかげで、偏に温泉入りたい一心は上の公衆露天風呂に寄ることなく満たされました。
これが伊香保温泉において高いか安いかは今後のお楽しみですね。
宿泊を検討されてる方は、部屋や風呂の写真は旅館のホームページにたくさんありますので是非そちらを見てみてください。