※ 2020年8月ではデラックスツインとして販売しているようです。
大阪初日の宿に選んだのは三井ガーデンホテル大阪プレミア。
中之島というところはビジネス街なんですかね。真新しい感じのする高いビルが結構あって、川沿いを歩いていたらなんとなく茅場町を思い出しました。
下の写真の遊歩道を歩いていくとホテルの2階部分で、雰囲気にあったレストランがありました。
レストランあったんだ。ここで昼を食べてもよかったな。晩飯ここにしてみようか。
とチラ見してみるともつ鍋、水炊きと九州のお店。昼の献立には唐揚げとかチキン南蛮があって先ほど食べてきたのとほぼかぶりで思わず苦笑。真夏だったんで惹かれはしませんでしたが、烏賊刺しや鯛めしなんかもあって美味しそうではありました。
大阪にもプレミアがあること自体知らなかったのですが、それもそのはず今年の3月にオープンしたばかり。銀座プレミアの印象がとてもよく大阪駅からも遠くなかったので、「他と比べると割高だな」とは思いましたが、今回は全く未知のこちらのホテルへ訪れる楽しみで選びました。
と、いうのも最初候補として考えていたのがマリオット、インターコンチネンタル(以下IC)、次点でグランヴィアあたりだったんですが、出る前からこの週の土曜日はなぜかここら名前を知っているホテルに限って空きがなく(行ってわかったのは花火大会のためかと)、連泊できずホテルを移動するのであるなら京都や三重まで足を伸ばして宿泊するんでもいいなという考えにまでなっていて、そしていざ大阪に着きホテルの真下(グランフロント)まで行ってみても本来出てくるはずのワクワク感が宿泊記を見すぎていたせいか全く湧いてこない。
- 新しいビルの周囲に何もなくつまらなそうに見える。
- 台風が接近中。
当分大阪に行く機会はないだろうと思って色んな方の宿泊記を読みまくってたおかげで「どんな部屋なんだろう」という最初に訪れた時にあるはずの新鮮味は既に消失。
周囲に関しては結局あべのハルカスの方へは行ってもないんですが、最近出来た超高層のビル周辺というのはどこも似てるな・・・とグランフロントへ向かう時で感じてしまい、興味喪失。。。
そして台風が直撃コースで来ていて、雨が降ってしまうとせっかくの眺めがなくなってしまうのと、自分の行動が濡れずに行ける範囲か歩いて行ける範囲ですまそうとするため止めました。
出るまでを億劫がってるだけなので、出ざるをえない環境ならば食事をきっかけにして出るかなと。
もしくはこの到着時点で大雨だったならば濡れるのを嫌って、同じビルに入ってるテナント巡りや地下街散策だけでと割り切り泊まっていたかもしれません。とここまで書いて思い出しましたが6月の台北がそんな滞在だったので避けたんでしょうね、この時は意識にありませんでしたが。
国内でも一部がフローリングなホテルはありましたが、上がり框があり靴を脱ぐ形の部屋は初。
しかし実際体験した後の印象はよくありません。
それはベッドの下に綿埃が目立っていて、清掃がきちんとされているかいないか埃の浮きで一目でわかったため。
とりあえず綺麗な部屋でしたが、オープンして半年経ってないわけですからそれはまぁ当然。むしろ既に新築の真新しさは感じられなくなっていたとこから、今まで泊まってきた月日の経ったホテルの保全の良さに気づかせられてそちらに驚いてました。
雑なベッドメイキング。に見えます。
小さなことですし、普通に宿泊してるだけの人だと気にするとこじゃありませんが、こういうところに所謂星や格といったものの違いが出てくるもんだと思っています。
銀座プレミアの良いコンパクトさとは違う、広くないという方がしっくりくる部屋。
「ビジネスホテルより一段上の」という点でプレミアという冠がついてるだけのようで、それだけで信頼して泊まるブランドではないなと認識を訂正。
こういうテレビの画面をわざわざ隠しているところなどは洒落てるし、いい気配りだなと思うんですが・・・。
部屋が狭く見えた分、水周り、風呂などはだいぶゆとりある造り。
風呂は洗い場つきで、写真を撮り忘れましたが、浴槽の淵の首がかかる部分が窪んでいて、これが大変しっくりきてしまい、つかりながら熟睡してしまったくらい心地よいものでした。この浴槽バスピローいらず。
この洗面なんかも簡素でこれはこれでアリだと思うんですが、全体的になにか殺風景すぎ、何もないのが安っぽく見えるというか、飾りっ気のなさがそのまま貧相に見えてしまうというか。
シャンプーなどのバスアメニティは備え付けのボトルだし。
泊まったのは3年も前なんですが、どうしても銀座プレミアの残像が強かった。
宿泊したのはコンセプトフロアでしたが、わざわざコンセプトフロアを選ぶ良さ、違いというのはレギュラーフロアの部屋にも泊まってみないとはっきりとは言えないとこですが、さほど良さは感じていないので「ラウンジの利用」ということくらいにしか意味は見出せないでしょう。
そのラウンジというのも雰囲気こそ抜群にいいものの、軽食やちょっとしたつまみといった食事の提供は一切なく、コーヒー、お茶、野菜ジュースといった飲み物とクッキーのみの簡素なもの。
書いていて気になったのでレギュラーフロアとの料金を調べてみましたが、税込みで2000円の差。
空間は充分広く、利用出来る宿泊客は3フロア分、居心地もよく一見快適なのですが、たった一組でも騒々しい方々と一緒になると一気に静かな雰囲気はぶち壊れ。。。
自分の場合泊まった日には空きがなく選べなかったためツイン、コンセプトフロア泊になってますが、果たして2000円余分に払ってまでの価値があるかどうか。
泊まった部屋は26か31平米でこの日(木曜)の宿泊料が17000円。かたやマリオットやICは38か47平米で同じ日の最安の部屋が25000~28000円くらい。
大阪プレミアの部屋を見ていなくとも「プレミア」からアッパービジネスということはわかったので、単純に部屋の広さだったり、レストランの有無やプールなど設備の差によるホテルとしての格みたいなものや、上質(であるはず)のサービス等々、それらの差が約1万円という金額の開き。
5~6人が利用していたとしても全然気にならない広さの開放的な大浴場があったのは嬉しい驚きで、滞在としては満足していたはずなんですが、この後に泊まった旅館を気に入りすぎたのと、いつものように「もう一度大阪行ったら間違いなくここに泊まる?」と自問すると答えを迷います。
このホテルへは大浴場で選んだわけではありませんが、ICにも大浴場があるようで大きな優位とはならず。それにICにはプールもありますし。
ここ(泊まった日の宿泊料金と部屋)が高いのか、他が安いのか?
例えば友人に相談を受けて、ここが1万円、他が3万円で、3泊4日というなら「ここも」ススメますが、自分が宿泊した日のように1万円台後半と、+約1万円の差となると考えてしまいます。
利用する時間が長くなればなるほどサービスの差を感じる場面が多くなり、1万円という料金の差も「5000円足してもこんなサービスは~」「7000円払ってもこんな感じは得られない」と気にならなくなるのがいいホテルだと思っていますので。
自分では1泊目としてなかなかいいところを選択したと思います。観光では絶対訪れないところだと思いますし、大阪駅までも歩いて行ける距離で変化に富んでいて街歩きを楽しめましたから。