たしか当時「地球の歩き方 台湾」に載ってた、台北駅近くのHAPPY FAMILY?って感じの名前の安宿に泊まろうとしてたんですが、地図を見てもまるでわからなく見つけられなかった
最悪初日だけは多少高くともどこかちゃんとしたホテルに泊まったらいいや、という考えでやって来てはいましたが、単なる宿探しからこんなに手こずるとは全く想像していなく・・・
いきなり初っ端からこんなんでこの先やってけんの俺(苦笑?
ま、色々苦労はするだろうとは思ってたけど、これから帰国するまで続くであろうさまざまな苦労の量考えたら思わず出てくる笑いをこらえ切れなかったって感じですかね(笑。実際食事や日用品買うのですらどこにお店があるのか?とか何もわからなかったわけですから
その後「何か買えた」「あれはあそこに売ってる」「あそこの店は美味い」と一つ一つ小さなことですら出来るようになるたび自由を感じたっつーか、嬉しさを感じてましたし、楽しさを感じてました
いやーw俺旅してんなー(笑
って感じだったですかね(苦笑
まだ「ただ台北に居て」歩いてただけで全然「旅」らしいことなんか一つもしてなかったんですが、自分のことを知ってる人が一人も居ない知らない国の知らない街で生活してるってことが実に楽しかった
しかしせいぜい10㎏ちょっとの荷物持ってほんの1時間とか30分くらいだったと思いますが、見知らぬ国を歩くってこんなにも疲れるものなのか・・・汗だくすぎる自分にも苦笑いが出た。
地図が大雑把過ぎてもう見つけられそうにないと諦め、次に台北駅から近く「住所の番号が若く見つけやすそうに見えた」んでしょうね、TAIPEI HOSTELへ向かいました。
慣れたら全然大した距離じゃないのにこの最初の宿探しの時は台北火車駅から林森北路までものすごく遠く感じ、台北火車駅から目の前の大通り沿いを真っ直ぐ東に歩いて来てるだけなのに、途中の行政院だったかなぁ、の守衛してる軍人さんに地図見せて「今ここココですか?」みたいなことを聞かずには居られなかったくらいホントに右も左もわかってなかった(苦笑。
もうちょい先まで歩けば来来シェラトンが見えそれで現在位置の確認が出来、近くまで来れていることがわかったんですけど、まぁビビってたんでしょうね、最初に探していたハッピーファミリーが見つからなさすぎて(笑
ある程度滞在した後、気に入り過ぎてもう移る気はなかったんですが、再び探し当てに行ってみたんですが、もうあちこち探して台湾の住所具合にもだいぶ慣れてきてたはずなのに結局見つけられませんでしたから。
大雑把な地図であたりをつけ、住所の標識頼りに路地に入ると「もしかしてあれか?」という看板
近寄って見れば確かに「TAIPEI HOSTEL」と書かれてあり、この2件目、あっさり見つかって「フーーーヨカッターーー(これでこれなら生きていけそう)ww」ってすごいホッとしたのを覚えています。
当時は地下鉄もなかったですし、グーグルマップもなく、ついでに手前に建つコンドミニアムもなかったので、TAIPEI HOSTELの屋上から台北駅が綺麗に見え、台湾の友人が出来るまでここで↓自助餐で買ってきたもの食べたりして過ごすのがお気に入りでした
これが現在の眺めと目の前のコンド らしき建物
久々訪れてみて「変わってない」といいたいところですが、かなり小奇麗になってましたね方々
注 これでも
最初に渡された部屋の鍵は3階
3F?
フロント下の階(5F)にいくつか部屋があるらしきことは知ってましたけど、増やしたのかは分かりませんが、意外と?儲かってんだなぁと思いました、。
まぁ他階の住民が、異国人がとっかえひっかえ出入りするのを嫌った結果→空く→新たな借り手は現れず借りる、の繰り返しだったかもしれませんが
3階の部屋、くっ暗い
当時とは比べものにならない小奇麗な部屋で(注 これでも)驚きました。
大きな窓のある部屋はありがたいんですが、正面が他人様の部屋(家)で近すぎる・・・
この部屋で問題はなかったんですが、やはり十何年前に泊まっていたのは屋上にあった部屋だったものでフロントに戻り、尋ねます
「前屋上に部屋あったと思ったんだけど、そこ今部屋ないの?空いてない?」
「ユー、前に来たことアルカ」
どうやら気を使ってシャワートイレ付の部屋をあてがってくれたみたい(屋上の部屋は共同)ですが、自分はそんな利便性より感傷に浸りたいので屋上の部屋に変えてもらいました
で行って見たら、まぁなんか改装が施されて綺麗になってる!
部屋も部屋で昔泊まってた部屋は、段の上に3cmくらいの薄いマットレスが載ってるだけ+部屋の片隅に鏡が貼ってあってその前に小さな本棚のような物置台がテーブル兼としてあった程度
つーかこんな広い部屋もあったんだな・・・
昔からこうだったのかはわかりませんが、まともなベッドがあって驚いた
ちなみに初めて宿泊した十何年前は、この2番の部屋
1、2番の部屋は狭いですね。扉2枚分とちょっとあるだけ
最初にこの部屋に案内された時、扉開けると膝~腿丈に(主にペットボトル)一面がゴミ
ゴミため部屋にしてたのか、前の住人の趣味で捨てずに集めて居た結果なのか理由はわかりませんが、とにかく圧倒されるに充分な大量のペットボトル
足の踏み場がないというレベルじゃなく、2m×1mくらいのスペースがペットボトルで、もはや海
「ちょっと掃除するから待ってて」
とは言われたものの、正直「いくら耐性あってもこんなとこに泊まるの無理」って思いました
が、しかしなぜすぐに他の部屋に、とならなかったかと言いますと、旅慣れてなかったのもあるでしょう。初海外の初日でここまで来るのにヘバッてしまったのもあるでしょう。でもそれだけなら翌日以降に他の宿を探し始めて、今回も泊まるほどの定宿にはなってません。
その理由、部屋の向かいがシャワー兼トイレなんですが
当時はここにバスタブがあって(今は写真のとおりなくなっちゃってましたけど)
幅30センチくらいの小さな窓から見えた景色↓が「俺、台北に来ちゃってるんだなぁ。」となんかとても気に入りまして。
連日暑くて暑くて堪らない台北でしたが、そんなある日突然フロに入りたくなり、それまで自分はフロ嫌いだと思って生きていたんですが、風呂に湯を張らない生活というのを1週、2週と生まれて初めてしてみてその時初めて自分も「風呂が大好きな日本人」の一人と気づきました。
住めば都という言葉ありますけどまさにそれで、違法建築っぽい屋上住まいって部分とこの風呂からの猥雑な眺めなんかが、漠然と思い浮かべていた、憧れの異国での生活だったんでしょうね。
だんだんと台北での生活にも慣れてきはじめ、完全に楽しめるようになった時に風呂に入る楽しみ見出したら、もう他の宿へ移る気なんてなくなってました(笑。
それから後も台北来る度にここに泊まり、下のフロントのある階のドミトリーへ泊まっていてもこの屋上にある浴室を使ってました
今回泊まっても、なぜか全然いけましたねここは。別に全泊ここでも問題ないくらい
部屋は8番だったかな?(下写真左の扉の部屋)
ホント昔と比べちゃうと小奇麗になってるんで、快適でなんか楽しかったですね
かといって全面改装してるわけじゃないのでところどころ昔と変わらずな懐かしさもあって
こちらはもう一つのシャワー兼トイレ。ここに下痢と発熱が同時に来てぶっ倒れてたのも懐かしい思い出(笑。