6 バンコク 2泊目

 さて、2泊目以降はどこへ泊まろうか

今回日本を出る前から泊まろうと考え予約を入れていたのは、香港のリッツカールトンのみ

大雑把にいつくらいにどこへ行ってどう帰ってきて、どこへ泊まりたいかくらいは考えありましたが、ほぼノープラン。朝起きてから気分や天候で決めてく型

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初日のかつて愛した定宿サワッディースマイルインの部屋でもWiFiが使えたので(前回2006年辺りは使えなかったので今では当然のことすら感慨深い)、「さて、明日からはどこへ泊まろうか」と、寝っころがりながら検索してましたが、ホント便利になった。

  • 帰る日が決まっていない旅ではないので特に節約する必要はない
  • 息抜き目的でもあるので、今回の気分だともうちょい清潔感のある部屋がいい
  • 所用がすむまでカオサン近辺、もしくはせいぜい離れても王宮周辺にある宿

 

サワッディースマイルインはいくらだっけかな(デポジットの引き換えとレシートが同一だったせいで、手元になくわからない)、680とか700Bくらいな記憶

エアコンが必要な暑さではなかったし、ノートパソコンなどを持って行ってたのでテレビも必要ないんだけど清潔感を求めてくと、これ以上必要(宿泊料)だよなぁ。

 自分の印象では、タイ、バンコクで1000Bも出せばそれなりのホテルに泊まれます。

というのが頭にあるため、1泊に1000Bはそれなりに高く感じ始める水準で(ほぼ10年前の話でですが)、特に@カオサンロードになれば相当高く、それなりのちゃんとした設備のあるホテルでないと納得がいかない。ようは安宿じゃーなくホテルに泊まれる額だと思ってるわけです。

日本のビジネスホテルだって5000円くらいからありますしね。狭いけど

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候補に挙がったのは、自分が行かなくなりだしたあたりから建設されだしてた

最初は1泊ずつだろうと全部泊まってみるつもりでいたんですが(笑)、2泊目の宿に選ばれたのは両替に行く途中で見かけた Rambuttri Village Inn です(そういやここもagodaにあった)

 基礎工事してた時から知ってますけど、まさか自分がこんなとこ(カオサンでは高級な部類?のホテル)に泊まることになるとはねー

決め手は「今居るとこから移るのが楽」(笑

soiに入ってすぐなのが実にありがたく、カオサン、屋台飯にとても近いのがイイ。そしてプールのある新興宿ってのに一度は泊まってみたかったのでちょうどよかった。

5 バンコク なくなったもの

 結構ありました。

 まず真っ先になくなったなと気づいたのは電話屋とネット屋。

前回の2006年時点、電話屋の方は覚えてませんがネット屋の方はまだありました(電話屋=パソコンを経由させることで固定電話や携帯電話に低料金でかけれたお店)。

 どこの安宿すらWiFiフリーみたいなこと書いてあって、実際泊まったところ全部もそう。ちょっとしたカフェみたいなとこですらそんなようなことが書いてある。

 こら廃れちゃって当然ですよね。

 前回当時と今との決定的な差は、スマートフォンとタブレットという存在。

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スマホ便利で当然の流れなんですけど、いやーま、びっくり。

 

 そしてもう一つ。

 日本で航空券買うのにネットで調べてたわけですが、バックパッカーをしてからというもの日本の代理店、仲介してるサイトの料金は信用しきれないんですね(苦笑。

でまぁ、タイにある旅行代理店のHPなどを見てタイ発発券のチケットだといくらするのかな、と調べてたらびっくり。カオサンに日本人の方がやってたMPツアーという旅行代理店あったんですが。

 そこが夜逃げした(苦笑。

 航空会社に個人がネット経由で直接予約して発券するのが一番安い。

という現状知った時、この手の手数料を薄利で乗せて商売してたとこは干上がってるだろうな。というのは容易く想像できましたが、そこそこお世話になっていたことがあった手前(と言っても何か手配をお願いしてたとかでなく、おしゃべり、暇つぶし程度ですが)ちょっと驚きました。

IMGP4440 (Large)バイヨンビルのこの寂れた感じ初めて入った時から大好きだけどいついってもどの階かは寂れてる(笑)右奥にある(はず)私書箱屋さんはまだやってんだろか

チケットは何度か買いましたね。右も左も分かってない頃、ベトナム往復とか、お付き合いということで。

ビザ取得代行くらいの多少の乗っけなら全然お付き合い優先させて買わせてもらいましたが、いっかんせんねぇ(苦笑。

 もうなくなっちゃってるんで、昔話の一つもいいですよね。

当時自分のお気に入りはチャイナエアラインの

 バンコク-香港-台北-羽田-台北-香港-バンコク

という「バンコクー羽田ーバンコク」というバンコク発羽田行きの往復で、途中ストップオーバーを4回設定した6枚綴りの航空券。

もちろん途中の香港へ寄らず飛ばして台北-バンコク、も可のチケット。ただバンコクー羽田の直行便だけは当然なし。

しかもこれ1年オープンで、格安航空券なのに年末だろうとゴールデンウィークだろうといつでも希望の席が取れ、何度だろうとキャンセル可能だったっていうスグレモノ。

これが15750Bくらいだったかな?マルコポーロゲストハウスの通りのマッサージ屋の隣のとこでよく買ってましたが(ここも当然のようになくなってました)。

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このチケットを夜逃げなされた○さんとこで買おうとすると

 「え~とぉ、ストップオーバー1回につき1500Bずつかかりますんでぇ~」

と言われ、計6000Bも高く売りつけられるんです(笑)。何も知らないのをいいこととばかりに。

 実際途中降機するからといって他には何の料金もかからず、途中で降りようが降りまいが航空会社からは追加の手数料が発生するわけでもなく、一切お金はかからないはずなのに・・・(空港利用税みたいな取られるものはどのようなチケットをどこで買ってもかかります)。

基本電話一本ないし、端末カタカタやるだけでしょうが、500Bくらいの手数料なら全然払います。けど6000バーツて(苦笑)ざっと18000円ですよ!

チャイナエアラインの1年オープンが15000Bだとすると、バンコク-日本-バンコクの単なる往復だと15000Bなのに(厳密には必ず台北で乗り換える必要がありますんでストップオーバーせずのトランジットだとしてもBKK-TPE-TYO-TPE-BKKになる)BKK-HKG-TPE-TYO-TPE-HKG-BKKにすると21000B!

他で買ったらバンコクー羽田の間で4回ストップオーバーしようとしなかろうと同じ15000Bだったのに!!!

とまぁ、万事がこんな感じだったので親密なお付き合いが出来るわけもなく。

エアコンなしの部屋に泊まっている時なんかは外出後の涼みがてら
よく油を売りに行かせてもらい、日本人旅行者相手に直接儲けにならないことでも相談にのってるのを見たりしましたので、右も左もわからず来てしまった人には駆け込み寺的にありがたい存在だったかもですが。

 最後に顔を見た時、だいぶお太りになられてて、お子さんの自慢をしてたり、近所に(といっても結構離れてる)自前のゲストハウス兼焼肉屋?を開いたらしく、そこを来る人来る人すすめてて

 手広くやりだしてんなー。だいぶ儲かってんだな

って思ったのが最後の記憶ですがまさか夜逃げするとは。

カオサンにあった代理店としては「らしい最後」ですけど(苦笑。

4 バンコク 定宿 Sawasdee Smile Inn(閉業)

 初日はあえて、いや強いてタノンカオサーンsoiランブトリーにある懐かしき我が定宿を目指しました(厳密に言うと違う通りでソイロンマイ)。

 ここへ来るのが今回の旅行の目的の一つでした。

 「当時の自分とどう変わったか」を感じるためには原器になる場所へ行かねば。

そんなことを考えた時浮かんだのがタイで、そしてここでした。

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 そんなに変わってませんねここは。ここに来るまでは若干ながらに変化を感じつつ歩いてきてたんですが(実際着いたのは写真の真昼間ではなく夜中の2時過ぎ)。

 「変わらずあったw」

って感じでした。あるのは予約サイトで出てきたので知ってましたが、ホッとしたような感覚。

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 初めてカオサンロードに来た時は、通りに面したローカルコンビニ脇に入り口のあった「カオサンパレス」とかなんとかいうゲストハウスに泊まりました。

 「窓のある部屋はない?」

と、窓なし部屋の空気に耐えられずそう言ってたと思います。

カオサン通りに面した部屋に替えてもらい、初めてのカオサン。窓から通りを眺めてたのを覚えてます。

 そしてその1泊きりで他の宿へ(笑。

まーあとで思うとそれほどでもなかったと思うんですが、初体験の当時はうるさく感じたんでしょう。

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 その後条件(ホットシャワー、うるさくない、涼しい等々)を求めて彷徨い、放浪。

 帰国前に再びカオサンに戻って来て屋台で飯喰ってると日本人の方が話しかけてきてくれたんですが(この人の「今までで一番良かった所どこですか?」と言う問いに対して答えが「パキスタンのフンザ」で、翌年行くことに)、その人が日本人宿と呼ばれるところを定宿にしていて、「安くてエアコンも涼しくてイイ」との言葉に帰国直前に物見遊山で”1泊だけ”泊まってみたことなんかもあります(合わなかった、苦笑)。

 

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(見えてませんがシャワー付です一応(苦笑)

 カオサンプライバシーイン?、今みたいになる前のD&D、JOゲストハウス?、マルコポーロホステル(ここはうるさかったがエアコンが(苦笑))などなど、通りの裏表あちこちに実際泊まりましたし、部屋を見せてもらって回った。

 当時は朝の5時まで営業可だったのかな?4時くらいまではとにかくうるさくてw。

静けさというか、安眠求めてsoiランブトリーの宿へ流れて行くのは必然でした。

 その後スクンヴィットの方とか、ナショナルスタジアム周辺の安宿にも泊まってみましたが、何かしら不便で(両替、食事、日用品購入、チケット手配等々)結局カオサン周辺が便利なんですよね。旅する拠点にしても、グダグダダラダラ過ごすにしても。

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この配置(苦笑)もっと置きようあるだろに(苦笑

そして流れ流れて定宿となったのが、カオサン通りからは相当離れ、通りの一番奥に位置してるここサワッディースマイルインでした。

 当時多分出来たばっかだったんですよね。

ソイの奥にあるため、通り抜けの出来るジムが夜になって閉めてしまうと思いっきり遠回りしないとならなくなるので不便なんですが、ここまで歩いてくる人がまず居なくてとても静かなことと、1Fにあるレストランの食事がとにかく美味かった(笑。

 何を喰っても美味しくて、クラブハウスサンドイッチを覚えたのもここ。

たぶんイスラエル人あたりだと思うんですが、フライドポテト付きで食べやすそうだったのもありますが、実にうまそうに食っているのを見て真似して頼んでみたらまーウマかった。どこへいってもとりあえずクラブハウスサンドを頼むようになったのは、ここのが美味しかったからなんです。

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これがそのクラブハウスサンドイッチ

 前回、7年前に来た時もここへ泊ったんですが、

 当時こんなとこ泊まってたんだな~・・・

っていう、ただただ懐かしさのようなものがあるのみで。 最初から「綺麗」とか「清潔感ある」とは思って滞在してないのですが、もうなんかダメでしたね。。。

 その7年前にも薄く感じていたことなんですけど、どこか居心地悪くなってしまっていて。。。多分年齢による「浮き」だと思ってるんですが。

 ひとまず色々する前の2泊くらいなら(カオサン泊)してもいいかな~、とここに来ましたが、一眠りして目が覚めたら移動の疲れは無くて気分はもう次の宿(部屋)。

目覚めがとても良く、通りの変化を堪能しようと両替がてらの散策に出て、朝飯を食べて戻ればもう昼前でチェックアウトタイム寸前。そのまま腰を落とさずチェックアウトしちゃいました。

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 2020年3月追記

ストリートビューを見ていたら閉業しちゃったみたいですね。。。

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