うなぎの旅 参 博多 吉塚うなぎ家

 申し訳ない、ここも大したことなかった。

 2階へ上がり声をかけられるまでのちょっとした間に店内を見回していたからでしょうか、学生のような店員さんに3階もありますが行かれますか?と勧められたようだったのでありがたく3階へ。

しかしその3階へ上がって早々に後悔。2階から連絡はされていた(声をかけられた時に「下からのお客さん?」と認識はされていたので)のにもかかわらず、そのよくわからない通路のようなとこでで数分立たされ続け、しびれを切らしなにかの最中の人に無理やり「あのー」と声をかけます。

 「ちょっと待ってて」と言われた(※文字のまま)。

 さっきからずっと待ってるんですが・・・

 老舗のようで、ある種の高級感を漂わせてはいますが、初っ端の引き継がれず放置されて感じた不安は会計時には不満に。受けた一通りの接客は完全に老舗のそれではなく、今日日居酒屋ですらこんなひどくないだろうという程度の低さで呆れました。

 やっと下から来た「」として認識され席に案内されたと安堵していたら、お茶も出されずまたもや放置。突っ立たされてる時に携帯見ていたので自然と時間を計れましたが、茶を出され注文を聞かれたのは正確に10分後。

 そして配膳の際、普通それぞれこちら側あちら側と回り込んでするものだと思いますが、それをせず対角線上に置かれたものをこちらが引き寄せるという、客の手を煩わす横着さを見せ、なおかつそれを「あらごめんなさいね」という感じで悪びれもしない。

 食べてる最中の事、お茶のおかわりを他の食後の客が頼んだらしく注いでいたのですが、注視していたら他の席には一切回らない(6組くらい客が居た)気の回らなさ。

老舗なのか有名店なのか知らんですけど、店の品格的なもんは3階のおばさん方が明らかに下げてます。

 どうしても食べたいという方はフツーに若い子が接客してる2階で食べましょう。

IMGP7429 (Large)

別に3階の眺めがいいわけじゃありませんし、2階の若い子の方が礼儀正しく気持ちのいい接客をしてくれますから。

 会計時も会計時で、女将らしき人でしたがこちらと一度も目を合わせず。電卓ポチポチしながら「ありがとうございました」と言われても・・・。逆に失礼でしょ(笑。

といったようにちょいちょいどころか、なにかに胡坐をかいている失礼さ満開の店でした。

 

 鰻はちっともうまくないし、行く価値ないよこんな店。

 丼と重の違いを尋ねましたが、(米の)上に乗ってるかどうかということなので4キレの特うなぎ丼にしたんですが、来たのは重箱。意味わからん。

IMGP7425 (Large)

 関西で食べる焼きたてのサクサクした食感はなく、なにか骨を噛み砕いているようなゴツゴツゴリゴリとした食感で、関東の蒸したもののフワフワさもないのになぜか食べてる感じは関東のものと思ったくらい似ていて、

 とにかく焼きたてとは思えないぬるさ。

ゴツゴツとした歯ごたえと若干の生臭さを大量の山椒で誤魔化しながら食べました。

 2023年追記 写真見返してて思ったのが(特)でそこそこ取っててこんな小間切れにしくさった鰻の上スッカスカ過ぎだろうが。

並とかの一番安いの頼んだのかと思ったわ。

 

 チラっと見ていた評判はなんなんでしょね。外国人観光客が多いようでかなり嫌な予感はしましたが、3階での自分の体験は完全に観光地によくある手抜きのダメ老舗。

 客が変にありがたがるからダメになるんですかね?黙ってても客が来る状態になると目に見えて傾く老舗と言われる店の話ってマンガでよくあるネタですが、外国人観光客はともかく日本人がこんな店の何をありがたがるのか全くわからねぇ。

もっと旨いとこあるでしょ、こういうのホント勘弁してほしい。

 博多じゃこんなんばかり。さすがにネットの評判に踊らされ過ぎな気がしました。頼りになる人がいないんで頼らざるを得ないんですけど。

博多 やま中 本店

 本店は全面禁煙。最高です。

飲食店として最低限な必要なことだと思ってますけどね。

 ちなみに本店への電話は(気温が全然違いますが)一度であっさりつながりました。17時10分前にかけ、呼び出し音5回分くらいでつながった。

 

 県外から来てる人間なので店の場所は二の次三の次、ちょっと遠かろうが観光気分で足を運べますが、天神周辺と違い歩いて行くとこではないですね。

IMG_0799 (Large)

 去年宣言した通り今回はしょう油味。

もしここを見て初めて行かれる方がいたのなら、みそ味にしましょう。

醤油味が好きな自分ですら、しょう油味は普通。みそ味のがウマイと思う。

もう少し踏み込んで言うなら、しょう油味は他の店よりちょっと劣ってるんじゃないですかね、このしょう油味であの感じ(雰囲気的な)じゃ通いません。

IMGP7404 (Large)

 総評は変わらず。去年感じた通り。次は他の店行きます。

二度行きましたが、贔屓に通うほどの店でも、味にも思えなかった。

そしてこれもあらためて思ったことですが、やはり高校生未満が居ようが居まいが五月蠅さには何の関係もなく、バーではなくワイワイと食事を楽しむところでそこは気になるところなんですかね?

 どういう席割してんのか知らないですけど、ガラガラの状態から店出る時までそこそこ程度の客入りだったんだから、ウザ客の合間に押し込むのはやめて欲しかった。

満席になって誰かしらがこの五月蠅い席に座らなきゃいけないならしゃーないか、と「他を」とは言いませんでしたが、帰る時空いてる席見てガッカリしましたよ。

博多のとりかわ

 去年の博多滞在時は忘れてましたが思い出し、今回楽しみにしていた一つです。

 たぶんテレビで見たんですかねぇ・・・。

IMG_0796 (Large)

だとすると、ここ3年はテレビを見ていないので少なくとも3年以上は前のことになりますが、ホントにこれが博多で流行ったんでしょうか?

同時期に何度か繰り返して見ていたような記憶がありますが、一度食べてみた後の今だと、作られた流行、ステマ、で終わらせられる程度のガッカリもんでした。

 けっしてマズイわけではなく、おいしいはおいしかったんですが(塩のがうまい)

 「騒ぐほどウマイ(新しいの)かこれ?」

っていういたってフツーの、焼き鳥屋でとり皮頼んだらこの程度のもん(はくる)でしょっていう、とり身や牛サガリといった皮以外のがうまかったっていうオチ。

IMG_0797 (Large)

 前日ホテル近くの同じ店の支店でとりかわの持ち帰りを断られていたんですが、一度味わい知った今となっては逆にこっちから皮いらんですね(それくらい身はウマイ)。

たぶん皮だけに冷めたらとてもマズくなるから、そういう店の方針、配慮なんでしょうけど他の焼き鳥の方がウマかったので、なんであんな上から目線で偉そうに断られなきゃいけなかったのか謎過ぎる。

 大阪で立って食べるたこ焼きのように、ちょっと小腹、ちょっと時間が空いてる時にちょうどよいと、翌日次の店までの待ちで寄ったんですが、次回以降「頼まない」とまでは言いませんが、皮は1~2本で、身、その他を食った方がずっといいと思いました。

 鳥貴族なんかよりは全然ウマいけど、「一人で何十本も~」は大袈裟過ぎ。

10本くらいは塩とタレの二味あるから食べられなくはないけど、そこまでのウマさじゃないし、普通の胃袋してたら飽きますわ。少なくともこの行った店のは他で代替の効かないってほどのもんじゃーないですね。フツーに他の焼き鳥屋行けますよ。

 とり身と牛サガリ串はそれ目当てで行けるくらいウマかったのでまた行きはしますが。

 

広島のお好み焼同様行った店のはまがい物で本物はこんなもんじゃないと信じてます。

旅行記。喰遊記、時に宿泊記