某映画が好きで興味があり前から行ってみたかったとこの一つです
銀山温泉の写真を見ても思いますが、暗くなってからの見栄えがとてもよい
だもんで、かなりの期待をして行ってるわけですが 「行って」 「見た」 感想は
思ってたほどじゃないな
でした
写真を見て受けていた感じは「昔使っていたものがそのまま残っている時の止まった所」だと勝手な想像をしていたんですが、一部が意外と全体的に作り物っぽいんですね
その一部というのが、肝心の「赤いちょうちんのある一帯」なんですが(苦笑
もちろん実際に年月を感じる建物はありましたし古いものは古いんでしょうが、街灯がわりのはずのちょうちんが妙に浮いて見え、後からとってつけた感と言うか、日本の鄙びた温泉街にあるような現実感がない。渋温泉あたりのがよっぽどあるんじゃないだろうかというのが第一印象
あー・・・(こんなもんか)
これが正直なその時の心の声
自分の中で作り物の王様がTDR(ネズミの国)なんですが、どうしても作り物感、セット丸出しなのが垣間見えて冷めてしまうんです。間違いなく作り物でセットなんですけど(笑)
園内に入った瞬間感じる非日常感が、海外を訪れた時のそれと似ていて気分の上がる自分が居るものの、色々細かく造りこまれているだけに、ふと
(ここは海外のどこかではなくて日本の千葉)
という現実に気づいてしまい襲ってくる痛々しさが激しく・・・例えば辞書っぽい本だとか、机の上にのってる鍵、くもの巣、これら大変よく作ってある部分が自分には逆に悪目立ちしてしまって「全て作り物」ということをイチイチ主張して来て・・・都度現実に引き戻され萎えさせられる。。
世界のあちこちに「○○の元になったのがココ」というところがありますが、実際そう言われているところで本当に(公式として)そこを参考にしたってのはほぼないと思っています。
じゃあそう思っているのになぜわざわざ訪れるのか?と言うと、
行って自分の眼で確かめて見ること
これが自分にとって大事であり、それが真実かどうかは原作者に直接聞いてみないとわからないことなのであまり重要ではなく(真実と思って行ってませんが)、そんなことより自分が映画の中の世界観を実感出来るかどうか、だという考えで行ってます
例えばパキスタンのフンザ
ここは昔から風の谷と言われてるとこなんですが、自分で行って、見た感想は
確かにここは風の谷だ
です(笑)。ここを参考にして、という事実はなかったとしても、自分にはあのインダス川沿いの何もない厳しい岩石砂漠をひたすら行き、ちょっと緑が出てきたなと思い出した後の集落らしきものが見えた景色。そこはまさに人の住めない腐海のそばにあるという「風の谷」に見えました
そして九份はというと
パッとあの映画が浮かんで来はするけどまったくの別もん
似て非なるもので、自分には本物と出会った時にある「おぉ・・・」というような感動、感嘆は起こりませんでしたので「ここは違うな。。(思ってたほどじゃない)」というのがなんら飾りのない感想
ところどころに散見されるひらがなやカタカナなんかが悪印象なんかなぁ。。
基本として、雨は降るものと覚悟していたことと、暗くなってからの九份を帰りを気にせず堪能したかったため宿を予約して行っておりますが、日帰り観光で充分かなと思います
というのは行ってみて初めてわかったことですが、夜が非常に早い
20時には閉店の準備をしてるお店が目立ちはじめ、21時にはほとんどのお店が閉まる
ゆっくり食事をしようにも21時過ぎてからはほぼ無理に見えました@土曜。
自分の場合は泊まってたところで用意してもらえましたが、人が少なくなってからと考えてたら見事に食べられるところなくなってましたね。最悪コンビニがあるので何かしらは食べられますけど
猫が多くて、観光客の多さも気にならなくなるほどほんわかしたいい印象な街ではありました